リサーチ・クエスチョンとは何か?

リサーチ・クエスチョンとは何か?

990円 (税込)

4pt

4.0

問いを立て、調査・分析して報告する。その営みにおいて最初の関門である「問いを立てる」ことはそう簡単なものではない。それは立てれば終わりというわけではないからである。研究を進めていくなかで、当初の問いとは異なる形に問いを磨き「育てる」必要がある。そうした過程を経て、研究としてのセレンディピティが生まれるのだ。これまで語られてこなかった新しいリサーチ・クエスチョンとの向きあい方がわかる。

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リサーチ・クエスチョンとは何か? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    リサーチクエスチョンの考え方について可能な限り解きほぐそうとしている著作です。研究を構想するのに悩んでいる人たちにとっては大変役に立つと思います。
    自分は博士論文の研究計画を検討している時に読み、考えるべきことがクリアになりました。

    0
    2025年01月10日

    Posted by ブクログ

    リサーチ・クエスチョンという言葉は研究をするものにとっては日常語のようなもので、自分自身も学生に対して「リサーチ・クエスチョンをしっかり立てなさい」とよく言うが、実際にはリサーチ・クエスチョンとは何かという問い自体に明確に答えるのは難しい。

    本書は、社会調査研究に長年携わり、教育してきた著者による

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    面白かった。リサーチ・クエスチョンの育て方について、社会科学系の学問を専攻する初学者向けに、ここまで丁寧に解説した本はないのではないだろうか?

    個人的な印象では、リサーチ・クエスチョンは「必ず一度は聞くけど、それ自体問われることはない」言葉と言える。なぜなら、リサーチ・クエスチョンそのものが「問い

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

     単純なようでわかりにくい、リサーチ・クエスチョン。論者や学問分野によって少しずつ扱いや定義が異なるからなのだが、この本では「社会科学系の実証研究のさまざまな段階で設定される研究上の問いを疑問文形式の簡潔な文章で表現したもの」(p29)と定義した上で、仮説はリサーチ・クエスチョンに対して平叙文で対応

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    最初に立てた問いが一直線に進んで結論まで進んでいくように論文では書かれているが、実際には問いは何度も修正されブラッシュアップされている。問いを立て、調査をし、問いを修正し、それが何度も繰り返される。良い問いを立てることが大切であるとよく言われるが、その問いはどのように立てればよいのか知りたいと思って

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   論文のペテン≪詐術≫から学ぶリサーチ・クエスチョンの育て方

    第1章  定義する~リサーチ・クエスチョンとは何か?
    第2章  問いの内容を見きわめる~何について問うのか?
    第3章  問いの目的について確認する~そもそも何のために問うのか?
    第4章  「ペテン」のからくりを解き明か

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    社会科学分野におけるリサーチ・クエスチョンの立て方にまつわる本。あくまで社会科学分野についての話なので、他の分野には適用できない。
    研究を行う上では問いが必要だが、問いにもいろんな段階やレベルがある。良い問いを立てることが研究遂行には重要で、そのための色んな指標が世の中にはある。
    とはいえ、問いは結

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    リサーチクエスチョン=疑問文形式の簡単な文章で表現した社会調査で設定される研究上の課題・問い
     ⇔テーマ・課題などの名詞との違い:研究の基本的な方向性・明確な回答の明示を想定して進めることを明示
    ⇔平叙文(仮説)との違い:実証研究が問いに対する答えを探す活動だと明示する。

    2W1H:実態を明

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    IMRAD=序論、方法、結果、AND考察
    論文は、結果報告と経過報告の役割がある。
    調査結果を伝えるために、あとから問いが変化している。

    問う内容は、どうなっているのか、またはなぜなのか。これを組み合わせたものがリサーチクエスチョン。
    なんのために問うのか=個人的関心、社会の関心、学会の関心。

    0
    2025年01月30日

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