近代国民国家の憲法構造 増補新装版

近代国民国家の憲法構造 増補新装版

3,960円 (税込)

19pt

5.0

“主権”と“人権”の根源を問い、両者の間の密接な相互連関と緊張を繙いた本書刊行から30年の時をかけて――2022年にフランスで刊行された論文集の序文一部を日本語に書き下ろしたものを新たに加え、現在の著者の想いをあとがきにしるし、近代立憲主義を再定位する増補新装版としてお贈りする。


【主要目次】
はじめに

第Ⅰ章 西欧立憲主義の再定位
第1節 フランスの知的伝統とその変化
第2節 人権価値の復権とそれへの懐疑

第Ⅱ章 二つの国家像の対抗
第1節 近代憲法史にとってのフランス革命
第2節 問題点の検討

第Ⅲ章 二つの自由観の対抗
第1節 《Républicain》と《Démocrate》の間
第2節 国家からの自由と国家干渉を通しての自由

第Ⅳ章 「公共」の可能性とアポリア
第1節 〈citoyen〉の可能性
第2節 日本国憲法下の〈公〉と〈私〉

補論 《Valeurs et technologie du droit constitutionnel》(2022)の序文要約

あとがき

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    Posted by ブクログ

    『近代立憲主義と現代国家』(1973年)で鮮烈なデビューを果たした戦後憲法学の旗手が、ベルリンの壁とともに雪崩をうって社会主義体制が崩壊した後に、講座派マルクス主義経済史学の枠組を色濃く残すデビュー作の問題意識を継承しつつも、憲法理論として自立した立場を確立した記念碑的著作だ。昨年30年振りに増補復

    0
    2025年08月24日

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