消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで

消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで

968円 (税込)

4pt

4.0

SDGs、応援消費、カスハラなど、消費者にまつわる用語に注目が集まっている。背景にはどのような潮流があるのか。本書は、一九六〇年代の消費革命から、平成バブル、長期経済停滞、現在までを、消費者を通して読み解く。生産性向上運動、ダイエー・松下戦争、堤清二とセゾングループのビジョン、セブン‐イレブンの衝撃、お客様相談室の誕生などを論じ、日本経済の歩みとともに変貌してきた消費者の姿と社会を描き出す。

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消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「消費者」という概念を「利益」「権利」「責任」という3つの観点から整理し、戦後日本経済史を見直すという非常に野心的な試みであり、面白く読んだ。

    第1章「消費者主権の実現に向けて」ではは高度成長期、大量生産と大量消費によって「消費者の利益」が実現されると信じられていた時代を、ダイエーの中内や松下の経

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    消費者の現代史、というありそうでなかった視点に引き込まれました。一昨年、貞包英之「サブカルチャーを消費する」に出会ってから彼の著作「消費は誘惑する」「消費社会を問いなおす」と読み継ぎ、「消費社会論」にも刮目していたのですが、今回は社会論、というより現代史、という違いが隣接しているけれど被り無し、とい

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    あとがきに「本書は、現代日本における消費者の歴史を綴ったものである。」とあるように、現代歴史の本です。
    第二次世界大戦後の日本で、消費者と呼ばれていた存在が、生活者と呼ばれるようになり、そしてお客様と呼ばれるようになった歴史を、当時の新聞、雑誌などから綴っています。
    とても昔の新聞や雑誌などから、情

    0
    2024年09月19日

    Posted by ブクログ

    戦後の消費革命の流れを紐解く通史。
    西武グループの影響下にある地域に住まい、セゾン文化の残滓・後続企業の現状に個人的興味を持っている自分としては、堤清二がこの新書の帯の紹介文に登場するだけで読まないでいられなかった。

    消費者→生活者→お客様という表現とニュアンスの変遷を、高度経済成長と消費革命、価

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    割と固め。
    ダイエー・堤清二・鈴木敏文などの企業側の動向はほかでも頻繁に触れられているのを見るが、消費者側の社会運動の側面などはなかなかこういう文脈でもお目にかかる機会はそうなかった。
    そこの部分をほかで浚ったうえで再読したい。

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

     悪い内容ではないが、論文チック。新書の一般読者には少し退屈な内容かもしれない。
     それでも、日本では、「消費者」の権利と責任が確立しないままに、政治経済が進んでしまい、消費者が一方では「生活者」、他方では「お客様」あるいは「推し」にのめりこむ存在として、立ち位置がわからなくなっている。その現状を丁

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    ●「消費者」という言葉の意味、そして消費者自身の意識、企業や行政の消費者への対応などの変遷を著した本。

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    門外漢の流通、消費関係の新書を、インスタでフォローしてる人が読んでたので読んでみた。
    ら、意外に読めたし、面白かった。

    「消費者」「生活者」「お客様」という言葉の変遷。
    言葉は定義を含む。つまりそれなりの意味がある。

    ①消費者の利益、②消費者の権利、③消費者の責任
    という三つの観点がある。しかし

    0
    2024年11月17日

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