ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
先住インディアン、黒人奴隷、各国の移民らの食文化が融合したアメリカの食。そこからバーベキュー、フライドチキン、ハンバーガーなど独自の食文化が形成されたが、画一化されたファーストフードや肥満という問題をも引き起こした。そしていまアメリカではスシロールをはじめとする、ヘルシーとエスニックを掛け合わせた潮流が生まれ、食を基点に農業や地域社会の姿が変わろうとしている。食から読む移民大国の歴史と現在。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
食を通じてアメリカの歴史を理解出来る。インディアンや黒人奴隷が持ち込み白人が生活に取り込んだ料理や、ヒッピーが始めた有機食品やエスニック料理との融合など面白かった。この著書の他のアメリカ関連書籍は面白そうだった。
アメリカの食文化をその起源から歴史、現在そして未来まで考察する。画一的なファストフードだけでない多様なアメリカの食のなんと奥深いことか。 イギリスからの移民と原住民のインディアン、黒人奴隷さらにフランスやメキシコの影響とドイツからの移民、そんな人々の食文化の融合体がアメリカの食文化。 たとえばハ...続きを読むンバーガーはひき肉、ピクルス、ケチャップがそれぞれ別々に発展してきたもの。 日本人には寿司のアメリカ進化版のカリフォルニアロールがイメージしやすいだろう。各国の食文化がいつの間に融合している。 こんな歴史とさらにファストフード、ヒッピー起源の自然食なんかが絡んだアメリカ食文化の通説史。 斬新な視点でした。
食を通して、アメリカの来歴と現状の課題、 はたまた、未来へのヒントを解き明かす好著。 ファーストフードへの多角的な分析が印象に残った。
「実験場」「ファーストフード帝国」と好事家の食指が動くようなグロテスクな表題に比べて 中身はアメリカ全史を流動する食の変遷を取り上げるもの。 建国初期の食から見られるアメリカの源流が、時代的要請にしたがって興隆したファーストフード産業との対峙の中で如何にしてアメリカ精神を纏い立ち上がり続けてきたか。
「実験場」という過激な言葉が使われて いますが、内容はアメリカの食の歴史です。 移民国家であるアメリカにおいて、現在の 食の主流であるファーストフードを経て どこへ行こうとしているのか。 まさに米国の食文化論です。 ケンタッキーフライドチキンの発足時に 店の向かいに、評判の良かったフライド チキ...続きを読むンの店と並んでガソリンスタンド、 レストレン、モーテルなどを併設した そうです。 これが今のショッピングモールの始まり と言われています。 カーネルさんはすごいですね。
アメリカ原産の食物と料理法が結びついて様々なローカル料理ケイジャン、ベーグル、ハンバーガー、ガンボ、スパム、クラムチャウダーが誕生したアメリカの料理。その中で第二次産業かで時間の制約に対応する中で、フィンガーフードたるハンバーガー、サブ、コーンフレーク、TVフードが台頭し、画一化が進む。 一方文化的...続きを読むには健康を目指し禁酒法に一時は行きつき、そのごはヒッピー、ビーガンとなり現代に至る流れがあり、このなかではアジアの食文化を取り込み、先端か、多様化も進む。
アメリカの食文化が、ヨーロッパ各地からの移民と、黒人奴隷、ネイティブアメリカンの融合によって作られた多様性のあるものであり それがファストフードを生み、均質化し また多様性を取り戻そうとする試みを紹介する本
<目次> 序章 三つの記憶と一つの未来~アメリカ食文化史の見取り図 第1章 生き続ける非西洋の伝統~食に刻まれたアメリカの原風景 第2章 ファーストフードへの道~産業社会への移行と食の変革の功罪 第3章 ヒッピーたちの食文化革命~蘇生する健康志向とクレオール的創造力 第4章 ファーストフ...続きを読むード帝国への挑戦~変わり始めた食の生産・流通・消費 終章 記憶から未来へ~新たなる冒険の始まり <内容> アメリカ文化の研究者による、食文化からのアプローチ。さまざまな食べ物のルーツが分って面白い。ハンバーガーやホットドッグ、チリコンカルネやスパム、ピザはなぜ宅配があるのか?コカ・コーラは薬?フードコートの誕生などなど。そしてそこからアメリカ文化や歴史を解読し、将来を見通す。納得の話が多かった。そして、CSAという、地域支援型農業の話は、資本主義に翻弄されている日本の農業や日本の人々にも参考になる話だと思う。
ハンバーガーなど現代アメリカを代表する食品が、どのように生まれてきたのかを詳細に説き起こす内容。食べることは日常であり、生きていくことに直結している。地域性の問題や、様々な歴史上の出来事が食に絡めて見事に記述されていく。アメリカ合衆国歴史の本として興味深く読むことができた。
第一章では植民地時代のアメリカのソウルフードや食糧から、民族の発展や歴史上の出来事と結びつけて紐解いていった。 肥満化そしてジャンクフード大国となるアメリカへの警鐘、ヴィーガンや健康補助食品の普及の裏側、反知性主義と化したアメリカへの提唱が興味深い。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ
新刊情報をお知らせします。
鈴木透
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで
「鈴木透」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ ページトップヘ