食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ

食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ

968円 (税込)

4pt

先住インディアン、黒人奴隷、各国の移民らの食文化が融合したアメリカの食。そこからバーベキュー、フライドチキン、ハンバーガーなど独自の食文化が形成されたが、画一化されたファーストフードや肥満という問題をも引き起こした。そしていまアメリカではスシロールをはじめとする、ヘルシーとエスニックを掛け合わせた潮流が生まれ、食を基点に農業や地域社会の姿が変わろうとしている。食から読む移民大国の歴史と現在。

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食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    食を通じてアメリカの歴史を理解出来る。インディアンや黒人奴隷が持ち込み白人が生活に取り込んだ料理や、ヒッピーが始めた有機食品やエスニック料理との融合など面白かった。この著書の他のアメリカ関連書籍は面白そうだった。

    0
    2020年07月23日

    Posted by ブクログ

    アメリカの食文化をその起源から歴史、現在そして未来まで考察する。画一的なファストフードだけでない多様なアメリカの食のなんと奥深いことか。

    イギリスからの移民と原住民のインディアン、黒人奴隷さらにフランスやメキシコの影響とドイツからの移民、そんな人々の食文化の融合体がアメリカの食文化。

    たとえばハ

    0
    2019年12月22日

    Posted by ブクログ

    食を通して、アメリカの来歴と現状の課題、
    はたまた、未来へのヒントを解き明かす好著。

    ファーストフードへの多角的な分析が印象に残った。

    0
    2019年06月09日

    Posted by ブクログ

    「実験場」「ファーストフード帝国」と好事家の食指が動くようなグロテスクな表題に比べて
    中身はアメリカ全史を流動する食の変遷を取り上げるもの。
    建国初期の食から見られるアメリカの源流が、時代的要請にしたがって興隆したファーストフード産業との対峙の中で如何にしてアメリカ精神を纏い立ち上がり続けてきたか。

    0
    2021年12月21日

    Posted by ブクログ

    「実験場」という過激な言葉が使われて
    いますが、内容はアメリカの食の歴史です。

    移民国家であるアメリカにおいて、現在の
    食の主流であるファーストフードを経て
    どこへ行こうとしているのか。
    まさに米国の食文化論です。

    ケンタッキーフライドチキンの発足時に
    店の向かいに、評判の良かったフライド
    チキ

    0
    2020年09月16日

    Posted by ブクログ

    アメリカ原産の食物と料理法が結びついて様々なローカル料理ケイジャン、ベーグル、ハンバーガー、ガンボ、スパム、クラムチャウダーが誕生したアメリカの料理。その中で第二次産業かで時間の制約に対応する中で、フィンガーフードたるハンバーガー、サブ、コーンフレーク、TVフードが台頭し、画一化が進む。
    一方文化的

    0
    2019年08月17日

    Posted by ブクログ

    アメリカの食文化が、ヨーロッパ各地からの移民と、黒人奴隷、ネイティブアメリカンの融合によって作られた多様性のあるものであり
    それがファストフードを生み、均質化し
    また多様性を取り戻そうとする試みを紹介する本

    0
    2019年08月11日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   三つの記憶と一つの未来~アメリカ食文化史の見取り図
    第1章  生き続ける非西洋の伝統~食に刻まれたアメリカの原風景
    第2章  ファーストフードへの道~産業社会への移行と食の変革の功罪
    第3章  ヒッピーたちの食文化革命~蘇生する健康志向とクレオール的創造力
    第4章  ファーストフ

    0
    2019年06月28日

    Posted by ブクログ

    ハンバーガーなど現代アメリカを代表する食品が、どのように生まれてきたのかを詳細に説き起こす内容。食べることは日常であり、生きていくことに直結している。地域性の問題や、様々な歴史上の出来事が食に絡めて見事に記述されていく。アメリカ合衆国歴史の本として興味深く読むことができた。

    0
    2019年06月15日

    Posted by ブクログ

    第一章では植民地時代のアメリカのソウルフードや食糧から、民族の発展や歴史上の出来事と結びつけて紐解いていった。
    肥満化そしてジャンクフード大国となるアメリカへの警鐘、ヴィーガンや健康補助食品の普及の裏側、反知性主義と化したアメリカへの提唱が興味深い。

    0
    2025年08月14日

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