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フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。 容疑者は「四つ首場」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。 DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
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Posted by ブクログ
フランス革命時期のヨーロッパを舞台にした小説で、革命や戦争が起こる血なまぐさい時代だけど、民衆が比較的豊かな領地が舞台で、伯爵の税の取り立てもゆるやかなので、中世暗黒時代的な暗さは全く無く、おだやかに読みすすめられた。伯爵を始め貴族が偉ぶっておらず、ならず者までもなんとなく優しくて理性的という牧歌的...続きを読むな国なので、後半に戦争が始まるまでは殺人事件以外そんなに血生臭くない印象だった。さらに書き手は貴族の子息である主人公の一人称で、ですます調の品のある文章になっていて、ヨーロッパ文学の堅苦しいところがなくて読みやすい小説だった。 殺人の謎解きも、科学捜査のない時代なのであまり凝ったトリックはなく、一見サクサクと進んでいくように読めるけど、多重推理になっていてどんどん新しい推理が出てくるので、最後の1ページまで気が抜けなくて面白かった。 官能小説大好きな子爵婦人に細かくその小説の内容について聞き取りをするところや、伯爵がいきなり忍者的な動きを見せたりするようなお遊びの場面が面白かった。
フランス革命の影響を受けつつある十八世紀のヨーロッパ小国で起きた殺人事件、容疑者の三つ子、生き生きとした登場人物達、DNA鑑定や指紋鑑定といった科学捜査が存在しない時代で純粋な論理のみでフーダニット、ホワイダニットを解明する推理劇など色々な魅力的な要素が満載の歴史×本格ミステリーで、この時代だから...続きを読むこそ成立するトリックと動機の作り込みが素晴らしかった。
あの時代であったからこその悲劇。最後の解き明かされた真実は驚愕だった。200年以上も前の外国の話だけれど、現代に通じる問題提起もあり、面白いミステリーでした。
そーきたか
塩谷験 知らなかった。こんなにスゴいとは。ダメ元で買ったら大当たり。 大どんでん返しのシナリオにはびっくり。 楽しかった
#ドキドキハラハラ
フランス革命後のヨーロッパの小国を舞台に、曰くある出自の3人兄弟と、男性の殺人事件を発端にして、事件の謎解きをつとめる主人公が記す手記。想像した以上に面白かった。
身分制度が生んだ悲劇(?)と言えるのではないかと思った。 各々が、激動の時代の中で、懸命に生きようとした軌跡が紡がれているように感じた。
ところどころ、くすりと笑ってしまうテンポの良い会話があり、それがドロドロ感を薄めてくれたのかも。展開はシンプルと思ったけれどラストパタパタと広がる真相は予測できつつも結構ワクワクした。
ヨーロッパに存在するとある王国で巻き起こる、三つ子を巡る謎の殺人事件。架空の国のミステリーということで途中までは気楽な気持ちで読んでいたんですが、後半からはどんどんシリアスな展開になっていきめちゃくちゃ引き込まれました。
「ラスト一行のどんでん返し」でした。 序盤は時代背景もあり、読み進めるのが難しかったですが、中盤以降は続きが気になり、惹き込まれていきました。本の装丁も、登場人物が想像できてよかったです!
最後の最後まで驚かされた。 それぞれの人物の立場によって事件の考え方や関わり方が変わってくるのが面白い。 身分とか出自とか関係なく生きていける時代じゃないからここまで悩まされるのも切ない
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潮谷験
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