日本の税は不公平

野口悠紀雄

●政治家は非課税、庶民は増税。国民負担率は50％目前……。 ●自民党裏金問題の本質は「税の不公平」だ！ ●公平な税制を実現するために、あるべき税制・財源論を徹底検証。 2023年末から自民党の裏金問題が暴露され、今に至るまで国民の怒りが爆発している。この怒りは、政治家が巨額の資金を受け取りながらも、税を払っていないからではないのか。なぜこのような不公平がまかり通るのか。そもそも日本の税制は「公平な税制」なのか。裏金事件を入口に、日本のあるべき税制・財源論を検証する一冊。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経済
• 出版社: PHP研究所
• 掲載誌・レーベル: PHP新書
• ページ数: 288ページ
• 電子版発売日: 2024年04月05日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★★☆]

税金がこれほどわかりにくいのは国民を欺いているための仕掛けなんだと心底思います。

著者は人口動態から税の引き上げが必至であることを言っていますが、私も概ね賛成です。

高齢者が増えて労働者が減るわ、移民は来ないのならみんなの税金を増やすしかないでしょう。

たしかに生活は苦しいけどこのままでは年金は破綻して介護をする人員もいなくなり崩壊してしまう。

だから増税の必要性についてしっかりと提案する政治家を選ぶことが私のできることなんだと思いました。

増税反対って目先のことだけではダメなのだと。

[ブクログ · ★★★☆☆]

日本の税制は本当に不公平だと思う。野口先生も大変大きな不満を抱いている。ただし読者は野口先生ならどうやって解決するのかと言うことを期待してこの本を読んでいるに違いない。その解決策についてはほとんど記載がなかったように思う。そういった意味では期待に充分答えられていない気がする