「では、何を読めばいいか、という話ですが、自分の仕事に直結しているものや興味のあるものをオススメします。ビジネスパーソンであれば、経済誌、新聞、ビジネス誌。ファッションに興味があればファッション誌でもいいでしょう。ふだん投資の仕事をしているのに、好きでもないミステリーをわざわざ読む必要はありません。それよりは『 The Economist』を通勤電車で読んでみましょう。 海外のメディアを読む利点は、日本のメディアに出てこないニュースがわかる、というのがひとつ。もうひとつは、日本でも話題になっていることが海外でどう報道されているのかがわかるということ。アメリカの失業率の話は日本でも話題になっていますが、海外でどう報道されているのか。背景は既に知っているので読みやすいと思います。新たな知識を仕入れるのもいいですが、海外ではどう報道されているのか、という視点を手に入れるのも面白いものです。」
—『えいごのつぼ (中経出版)』関谷 英里子著
「オススメは雑誌の定期購読。日曜日にカバンに入れてしまおう 英語を読もうと思えば、いろんな手段があります。今はインターネットで、無料で得られる情報もたくさんありますし、書店に行けば洋書もあります。自分の好きな方法を探ってみてほしいのですが、私がオススメしているのは雑誌の定期購読です。 たとえばイギリスの政治経済誌『 The Economist』は毎週日曜日に雑誌が家に届きます。ただ、さぼっていると封筒に入ったままの雑誌が部屋の片隅に山積みになっていきます。どうにかして毎週読んでいかないと、嫌になってやめてしまいます。」
「英語は主語と述語だけまずは押さえればいいとお伝えしました。日本語では主語と述語をはっきりと言いません。「私が」とか「あなたが」とかは会話であまり出てこないので相手の言いたいことを類推します。そういう文化です。一方、英語はさまざまな背景の人が使う言葉でもあるので、きちんと「誰が」「どうする」とはっきりさせることがルールです。 喫茶店でコーヒーを注文するときに「私はコーヒー」と言うと日本語では通じますが、「私はコーヒー」をそのまま英語にすると I am coffee. になってしまいます。文字どおり「私はコーヒーです」と。でも言いたいことは違いますよね。言いたいことは「私はコーヒーが欲しいです」とか「私はコーヒーにします」なんです。単純なことですが、英語の頭で考えるというのは、そうやって考えること。それがまさしく、英語の考え方にシフトしていっているということなのです。」