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関ヶ原の大戦から六年が過ぎた、慶長十一年。
江戸の通りで巻き起こった武士と町人の争いに、割って入った素浪人がいた。老いてはいるものの身体つきはたくましく、因縁をつけてきたごろつきどもを、即座に斬り伏せてしまう。
それもそのはず、この浪人……かつての天下人、織田信長その人であった。
本能寺の変をからくも生き延びた信長は、生死の境をさまよったあと、天下統一の野望に興味をなくし、世捨て人として江戸の片隅で浪人暮らしをしていたのである。
だが、稀代の英雄を周囲は放ってはおかぬ。同じくひそかに生きていた明智光秀……天海をお目付役として、信長は気のおもむくまま、悪党どもを退治していく!
Posted by ブクログ 2024年03月13日
あああ、やっぱり信長公は最高にかっこいい。
冒頭、ごろつきをやっつけるあの姿、なんていかしてるんだ。
あの本能寺から生き延びて高齢になった信長公の活躍が読めるなんて。
鷹匠との会話、三郎との通い合い。(信長公も「三郎」だし?)
あの男がそばにくっついているのは気にくわないけど、そのへんの謎も今後シリ...続きを読む
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