食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫)

食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

その日、僕は出家した、彼女と社会を捨てて――。道元が開いた曹洞宗の本山・永平寺。ひとたび山門を潜れば、そこは娑婆とは別世界。東司(トイレ)にも行鉢(食事)にも厳格な作法がある。新入りは、古参僧侶に罵倒され、規矩を徹底的に叩き込まれる。さらに坐禅に日々打ち込んだ末、30歳の著者が会得したものはなにか? 雲水として修行した一年を描いた体験的ノンフィクション。(解説・柳澤桂子)

...続きを読む

食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月19日

    理不尽、暴力が非日常的で興味深い。そして、同時に仏教(曹洞宗)の持つ厳格なまでの戒律がなぜ生まれたのか。なぜ今も続いているのか。 現代の感覚で言えば、体罰、つまり暴力による組織の統制は許されないものだろう。しかし、至る経緯、歴史、背景、想像を働かせ、相手の気持に立ってみる。 人間の多様性は、こういっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月07日

    永平寺に行く前に読んで、想像して、
    実際、現地を観たら雲水の生活がわかった気がした。
    とても面白い本。

    0

    Posted by ブクログ 2010年10月09日

    永平寺の生活が描かれている本。
    雲水さんに話を聞いていも、この本に
    書かれていることはそのまんま永平寺だと言ってた。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日常であった社会生活に疲れ出家を決める。 その先は曹洞宗本山永平寺。
    この本を読んでますます永平寺に行ってみたくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    過酷でストイックな修行僧の実話。2年前父から読めと言われて読みました。極限に追い詰められた人間の本性が見事に描ききれてました

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    筆者は普通のサラリーマンだったが、突然出家し永平寺に入る。頭をまるめ、門をくぐる一日前からの様子、永平寺での修行の生活が事細かにつづられている。 先日、永平寺に行って献茶式に出席し、そのとき感動したことが、彼の言葉によって何故だったのかがわかったような気がする。 永平寺での修行は、朝起きてから夜寝る...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    筆者は普通のサラリーマンだったが、突然出家し永平寺に入る。
    頭をまるめ、門をくぐる一日前からの様子、永平寺での修行の生活が事細かにつづられている。

    先日、永平寺に行って献茶式に出席し、
    そのとき感動したことが、彼の言葉によって何故だったのかが
    わかったような気がする。

    永平寺での修行は、朝起きて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    初めて物事に目的も方法も無いことの意味を知った。
    何かのためにするわけではなく、ただするのである。
    ある形になることで、全てを脱ぎ捨て、ただこの一瞬の時にまみえること。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月30日

    永平寺の修行がこれほどまで激しいものとは想像もしていなかった。
    著者の体験から既にかなり年月は経っているけれど、現在も同様に厳しい修行が行われているのだろうか。
    「信じる」「救われる」ということは、「理不尽に耐える」ということと表裏一体なのだと感じた。
    厳しい修行をされている雲水の方々には敬意しかな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月13日

    穏やかなものだと思っていたら、理不尽と思われることばかりな激しい毎日に読んでいるこちらまで飲み込まれそうになる。ページをめくるたびに、時間が経ち日々が過ぎて、全てのことに理由があることが分かる。読む前の想像とは違っていたけれど、とても良かった

    0

食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

同じジャンルの本を探す