無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」。宮部みゆき氏絶賛の衝撃的歴史ノンフィクション、待望の文庫化!
現代に語り継がれるベートーヴェン像は、秘書により捏造されていた!? 「会話帳改竄事件」の真相に迫る、衝撃的な歴史ノンフィクション。「会話帳」とは、聴力を失ったベートーヴェンが周囲の人とコミュニケーションを取るために用いた筆談用ノートのこと。
100年以上にもわたり多くの人々を騙し続けた「犯人」の名は、アントン・フェリックス・シンドラー。音楽家でもあり、誰よりもベートーヴェンの近くで忠誠を誓い、尽くした人物である。なぜ、何のために彼は改竄に手を染めたのか? 音楽史上最大のスキャンダルの「犯人」・シンドラーの目を通して、19世紀の音楽業界を辿る。音楽ファンもミステリーファンも絶賛した名作がついに文庫化!
◎解説=栗原康
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ベートーヴェンという“絶対的な天才”像が、実は後世の誰かの手によって作られたかもしれないという、そんな視点にぞくっとしました。
嘘も演出も、熱意ゆえの仕掛けだったのか、それとも名誉と欲望の産物だったのかが、よく捉えられています。
伝記を書き換えたシントラーの姿には嫌悪と同時に、どこか人間臭さも感じましたし、資料分析が続く部分はやや堅く感じつつも、「歴史とは事実ではなく、誰かが語った物語なのかもしれない」と考えさせられました。
ベートーヴェンの音楽が色褪せるどころか、むしろ神話の影を知ったうえで聴くと一層深く響く気がして、そんな不思議な余韻を残す一冊でした。
Posted by ブクログ
著者の修士論文をもとにノンフィクション小説らしく書き直された作品とのことで、内容は大変読み応えがあり最後まで興味深く拝見しました。
これまで全く知らなかった事実を目の当たりにして驚きの連続でした。
これは本当に面白い作品です。
誰もが知る偉大な音楽家ベートーヴェン。
交響曲第5番を聞けば「あ、運命っていう曲だ!」と思い当たる人がほとんどだと思います。
あの有名なフレーズの「ジャジャジャジャーン」は運命以外の何者でもないですよね。
それが捏造だったなんて!!!!!!笑
ベートーヴェンが後世にも語り継がれるほどの偉大な音楽家になったのは、名プロデューサーであるシンドラーの功績(?)だったのですね笑
晩年のベートーヴェンは耳が聞こえなくなり筆談で過ごしていたことは周知の事実ですが、まさかその時に用いられていた会話帳がシンドラーの改竄だらけだったなんて…!
そんなの歴史の研究者は怒り心頭ですよね笑笑
でも私はシンドラーの気持ちが少し理解できます…本当にベートーヴェンとその音楽を愛していたんだろうなぁ…
著者の言葉選びが秀逸でユーモアがあり、とても読みやすく最後まで飽きのこない記憶に残る一冊でした。
音楽に興味がない人でも楽しめると思います。
これが映像化されたなんて興味あります笑
サブスクで見れるようになったら映画も見てみたいです!
年末になれば街中でもテレビでも第九を聞かない日はありませんが、今年の第九はこれまでとはまた違った印象をもって聞くことができそうです笑
Posted by ブクログ
語り口がカジュアルで、俗語も使われたりするので、ベートーヴェンの体裁を守るためのドタバタコメディのように感じる部分があり楽しめた。
耳が聞こえないベートーヴェンだからこそ、会話帳が存在し、それを元に捏造できるという特殊な状況がおもしろい。
自分がもつ、天才音楽家ベートーヴェンへのイメージが壊れたら嫌だったけど、捏造はどちらかというと素行の方面の話だったので安心した。
シンドラーの捏造は罪だけど、愛ゆえの狂気というか、それほどまでに人を熱狂させる特別な魅力がベートーヴェンならばあったのだろう。
むしろ、歴史上の偉人の中にも、名プロデューサーによって聖人君子にされている人がいるかも。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用