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【特集1】リベラルに希望はあるか
欺瞞、偽善、無力……「リベラル」が批判と冷笑の対象とされるようになって久しい。
リベラルな価値を掲げる欧米諸国においても、ウクライナ戦争、ガザ人道危機の深刻化を経て、その「法の支配」や「普遍的人権」が現実にはなにを意味するのか、二重基準がいっそう鋭く指摘されている。また、ポピュリズムの台頭によって排外主義が高まり、社会における多様な個人、価値観の共存が揺るがされている。
日本のリベラルとはなにか。
平和主義との結びつきは過去のものとなるのか。
歴史的ななりたち、根源的な批判をふまえ、その可能性を探る。
【特集2】受験という迷路
子どもたちは苛烈な競争の渦中にある。そして親たちは「我が子の将来」のために「降りられない競争」に没入する。
その競争は、公正に行なわれているのだろうか。
子どもたちの心に大きな「傷」を残すことはないのだろうか。
親たちは不安を煽られてはいないだろうか。
人生の岐路として、9割以上の生徒が少なくとも一度は経験している受験。その経験を「自分事」ではなく社会の問題として捉え直すと、何が見えてくるのだろうか。
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