女の旅―幕末維新から明治期の11人

女の旅―幕末維新から明治期の11人

990円 (税込)

4pt

3.4

江戸期以前、女性が一人で旅することは難しかった。身の危険、歩きという制約、何より、男に付き従う姿こそ美徳とされたからだろう。だが、明治維新による文明開化以降、女性たちの旅は少しずつ広まっていく。本書は、日記、手記、聞き書きなどの記録から、全国漂泊、京都への出奔、遊説、米国留学、富士山越冬、蒙古行などの足取りを再現。男尊女卑の風潮が強いなか、時代に立ち向かった女性たちの人生を描く。

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女の旅―幕末維新から明治期の11人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    江戸時代の女性放浪人の記録。

    俗世を捨て、旅と和歌に生きるおんな。

    波乱万丈な人生を抜け出し欧州で活躍し、ロダンに愛されたおんな。

    逆境と動乱の時代にこそ偉大な人物は輝く、苦境をチャンスに変えていくことが重要。


    強く美しく生きる女の歴史、必読です。

    0
    2015年04月06日

    Posted by ブクログ

    副題にあるように幕末維新から明治期に活躍した女性達がした旅を取り上げています。
    「旅」といっても遊びの「旅」ではなく、自分の人生を切り開くための「旅」だったり、別れの「旅」だったり、様々。
    しかし、共通してるのは本書に登場する女性は皆強い意思を持ち、信じられないぐらいの行動力と決断力を持っている。

    0
    2012年08月20日

    Posted by ブクログ

    幕末から明治に旅をした11人の女性を取り上げた本.
    取り上げられているのは
    第一章 田上菊舎(俳人)
    第二章 松尾多勢子(尊皇家)
    第三章 楢崎龍 (龍馬の妻)
    第四章 岸田俊子 (民権運動家)
    第五章 津田梅子 (教育者)
    第六章 花子 (旅芸人)
    第七章 野中千代子 (富士山越冬)
    第八章 クー

    0
    2012年11月23日

    Posted by ブクログ

    昔の日本人女性が旅を嗜好するのをめずらしく感じ、そのメンタリティに興味を持ち読んでみた。社会の風当たりも強かったであろうのに、それぞれの人生を歩む姿には大和撫子達の奥ゆかしさの中にも強さを感じる。

    0
    2012年06月21日

    Posted by ブクログ

    なかなか興味深く読んだが、薩摩や土佐という言葉を使わず、鹿児島藩高知藩という表記になっているのが多少違和感。
    こだわりかと思うが、長州はそのままなのには何か意味があるのか?

    0
    2012年05月19日

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