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「ねえ、よーちゃん――この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわけね?」しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる――何年も病床にありながら、とても綺麗で、この世の誰よりも聡明で――どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、彼女の前では只のごまかしになってしまう――妖怪化したり、宇宙人に狙われたり、幽霊犬に襲われたり、吊られたりする死体の謎を病室から外に出られない少女の推理が解き明かす、これは少し不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、少女達の不思議な冒険をめぐるものがたりです――。
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Posted by ブクログ
百合風味のトンデモバカミスです。
(虫太郎→)麻耶→清涼院→西尾(上遠野)って感じの新本格の流れの一つに位置づけられるかと。
本格ミステリの構造を使いながらも、トリックの現実性を徹底的に無視して、独自の世界観の中に吸収してしまうという手法の流れ。
それらは巫山戯たトリックをあくまで大真面目に使ってみせることで、「フェアな謎解きゲーム」でなくとも、その構造を用いてさえいれば「ミステリ」であり得ることを証明している。
これはミステリを構成する要素として「館・密室・探偵」などといった外的要因が重要視された時代から、ノックスの十戒のようなルール重視のゲーム的読み物の時代を経て、「不可能事件→推理→論理的解決」という手順をメインに据えた小説ならなんでも「ミステリ」と称してよい時代になった、ということではないだろうか。
ミステリは理論的でなければならない、という主義を推し進めた結果、理論的であればミステリである、という境地に達してしまったかのような。
私個人の好き嫌いで言えば、結構好きですけどね。ミステリ愛が暴走したようなバカミス。
ただ受け付けない人の方が多数だと思いますので、あんまりお薦めはできないかな。
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少年・青年マンガ
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