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伝説の古書『サラエボ・ハガダー』が発見された――深夜のその電話が、数世紀を遡る謎解きの始まりだった。容赦ない焚書と戦火の時代にありながら、この本は誰に読まれ、守られ、現代まで生き延びてきたのか? 調査を依頼された古書鑑定家のハンナは、ページに挟まった蝶の羽や、羊皮紙に染み込んだワインの一滴を手がかりとして、美しい古書の歩んできた歴史をひも解いてゆく。その旅路には、激動の世を懸命に生きる人々の姿があった――科学調査に基づく謎解きの妙と、哀惜に満ちた人間ドラマが絡み合う、第2回翻訳ミステリー大賞受賞作!/解説=千街晶之
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月28日
実際にあったんじゃないか、と思えるような描写力が印象的な作品。実際は殆どがフィクションだが、ハガター自体は本物。
サラエボで見付かったハガターがテーマ。ユダヤ教についてはなんとなくしか知らなかったが、ドイツだけではない、長い迫害の歴史に驚いた。
もう一度歴史を勉強しなおして、話を読んだら、もっとよく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月13日
・あらすじ
1400年代に作られたとされる伝説のユダヤ教の祈祷書「サラエボ・ハガダー」が発見された。
古書鑑定家のハンナはサラエボに赴き古書の修復、科学的調査を行うことになる。
ハガダーに残された痕跡(蝶の羽、ワインの染み、残されたサイン、塩の結晶、猫の毛)からこの古書がどのような人々と運命を共に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月21日
まず、ボスニアってどこ?ユダヤ教…、紛争?
この時代ってどんなどの辺だ?ってまるで背景が分かりませんでした。
そういった教養ないと読めないかなと不安でしたが、大丈夫でした。でも多分そういったこと詳しい方が面白いのかもしれません。
本に携わってきた人たちのエピソードが過酷でした。
蝶の羽の章が第二次...続きを読む
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