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Posted by ブクログ
ちょうど「伊勢神宮と神々の美術」展をみてきたところなので、記憶の確かなうちに定着をと思って、本を読む。
陽の伊勢神宮と陰の熊野について書かれていて、非常に興味深かったです。
P139-140は必読。
「信不信をえらばず、浄不浄をきらわず」
生理も不浄とされ、伊勢神宮は御参りできないけれど、熊野には不浄をきらうという発想がなく、熊野権現がお参りせずに引き返そうとした和泉式部の夢に現れて、御参りしておいき、っていう主旨の歌を読まれたわけです。
小栗判官の物語にあるように、世の中から疎まれた人々も受け入れ、救った。(そこにたどり着くまでに多くの人が手を差し伸べていること自体が救いではないだろうか?)
「穢れを極端に嫌い、新鮮な命の甦りを至上の価値とした伊勢とは、ここのところが対照的だ。伊勢があったから熊野が成立し、隣で熊野が繁栄したからこそ、伊勢の純粋主義が歴史の中で存在しつづけることができたと思える。伊勢と熊野は相互に補いあう関係であったのだ」
立願をしてかなったら、必ず「願ほどき」をすること。ちょっと胸にチクッとしました。御参りに一度いって満足せず、何度も通い、幾度も思い出すからこそ、神様はわたしたちを守ってくださるのだから。
伊勢もいいですが、熊野にも行きたいなーと思いました。
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