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Posted by ブクログ 2010年03月02日
第一勧業銀行の報道の裏側で何が行われていたのかがリアルに伝わってきた。
個人的には、実際の事件を仮想現実に置き換えている分、この人は実際の人物にすると誰か、などを考えながら読み進める作業になって、若干まどろっこしく感じた。あと、「川」という字のつく人が多くて、え~と誰だっけ・・・と思うこともあったり...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
江上剛
元銀行員の作家
実際の銀行の現実を知る著者だからこそ、描ける世界。
『金融腐蝕列島』のモデルとなった人物。
テレビのコメンテーターとしても、メディアに登場することもある。
2002年デビューながらも、既に多数の作品を世に送り出している。
銀行の広報部次長が、ある記者との出会いから物語...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月17日
いつもながら、江上剛の銀行を舞台にした小説はリアリティがある。
それもそのはず・・この「座礁」は本人が第一勧業銀行の広報次長だったときのことを小説としているのだ。
(もちろん登場する企業や組織などは架空の名ではあるが)
巨大組織の前では、個人の正義が「呪縛」によって否定される・・
この小説のような...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月10日
著者江上剛の実経験、ほぼノンフィクションと言われる一冊。
古くからの銀行の総会屋への不適切な融資が、公になっていく銀行の物語。
最初の小さな過ちから、嘘に嘘を重ね、誤魔化され、大きな過ちになっていく。
この「呪縛」と言える過ちを正そうと勇気を持って現れた人間も、マスコミの餌となってしまう。
しか...続きを読む
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