座礁 巨大銀行が震えた日

座礁 巨大銀行が震えた日

669円 (税込)

3pt

3.8

大手都銀・大洋産業銀行広報部次長の渡瀬正彦は、新聞記者から大洋産業銀行の総会屋への利益供与の事実を知らされる。巨額融資問題は、やがて大手証券会社を巻き込んだ一大スキャンダルへと発展する。闇の勢力との癒着の歴史に愕然とする渡瀬だったが……。1997年に実際に起きた未曾有の金融事件を基に、“呪縛”に囚われ続け、自壊していく銀行の真実をドキュメンタリータッチに描いた金融情報小説。

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座礁 巨大銀行が震えた日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年03月02日

    第一勧業銀行の報道の裏側で何が行われていたのかがリアルに伝わってきた。
    個人的には、実際の事件を仮想現実に置き換えている分、この人は実際の人物にすると誰か、などを考えながら読み進める作業になって、若干まどろっこしく感じた。あと、「川」という字のつく人が多くて、え~と誰だっけ・・・と思うこともあったり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    江上剛

    元銀行員の作家
    実際の銀行の現実を知る著者だからこそ、描ける世界。
    『金融腐蝕列島』のモデルとなった人物。
    テレビのコメンテーターとしても、メディアに登場することもある。

    2002年デビューながらも、既に多数の作品を世に送り出している。


    銀行の広報部次長が、ある記者との出会いから物語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    企業小説は、フィクションであっても、ノンフィクションのように思わせる骨太な語りのものがいい。

    これは、まさにそんな好みにぴったりな話でした。
    大きくなればなるほど、会社には触れられたくない暗部があるものですよね。。。

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    Posted by ブクログ 2010年02月17日

    いつもながら、江上剛の銀行を舞台にした小説はリアリティがある。
    それもそのはず・・この「座礁」は本人が第一勧業銀行の広報次長だったときのことを小説としているのだ。
    (もちろん登場する企業や組織などは架空の名ではあるが)

    巨大組織の前では、個人の正義が「呪縛」によって否定される・・
    この小説のような...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年05月10日

    著者江上剛の実経験、ほぼノンフィクションと言われる一冊。
    古くからの銀行の総会屋への不適切な融資が、公になっていく銀行の物語。

    最初の小さな過ちから、嘘に嘘を重ね、誤魔化され、大きな過ちになっていく。
    この「呪縛」と言える過ちを正そうと勇気を持って現れた人間も、マスコミの餌となってしまう。

    しか...続きを読む

    0

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