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身体で考える !!
今日、情報を得ようとすれば、本当に瞬時に入手できるようになった。
しかし、それは他者の理解を表わす「情報」であり、鵜呑みにしても、決して自分の「知」にはならない。
「体得する」、「腑におちる」という言葉があるように、「情報」を理解し、自らの知に昇華させるには、自らの身体を通して自分ごととして考えることが必須である。本書は、どのようにすれば自分ごとで考えるという「学び」が可能になるのか—今の時代に、あえて少しハードボイルドな学び論を、明快な語り口で説く。
人文・社会科学の分野において、教育や学ぶということに興味をもつ読者はもちろんのこと、客観的事実の解明・応用としての自然科学・工学分野においても、研究の問いの立て方や進め方、そして論文の組み立て方について悩む学部生や院生、そして研究者に必読の書である。
Posted by ブクログ 2017年04月16日
現代的学習論。講義録をリライトしたような構成であり、そのせいか、テーマに関連する具体例の記述が幅広く取り上げられかつやや多いように感じた。丁寧に説明しようとしているせいか一文が長い傾向がある。それらは逆にいえば、読者に「自ら考える」ことのイメージを持ってもらおうとする姿勢の強い表れかもしれいない。以...続きを読む
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