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Posted by ブクログ
企業のメンタルヘルス研修を受け持つ人の書いた本。
従来型との違いがわかりやすい。
社会の変化により、適応障害やパーソナリティ障害が増えており、それらがうつ状態の他にも「新型うつ」の原因ともなっている。
したがって、従来型のうつ病のように、薬物治療や心理療法だけでなく、認知療法等、他の症状まで考慮した治療が必要である。
対応としては、まず本人が変わりたいという気持ちをもって自分に向き合っていくことが大切だが、周りも場合によっては手取り足取りレベルのところからサポートしていく必要がある。
この人が言うようにやっぱり教育は大事。今後、どういう教育政策をとっていくかによって、将来の人・社会が全く違ってくると思った。
Posted by ブクログ
鬱とかで仕事はおろか日常生活すらぼろぼろに崩れてしまう姿は何度か見てますが、そのたびに心が痛みます。
会社も産業医も十分な対策が打てない実状を見ているので、勉強してものにしたい願望がとてもあります。
この本では新型うつについてかかれてます。2、3冊こういった本を読みましたが、一番分かりやすくかつ深く掘り下げてるように感じました。
新型うつは従来の鬱と、適応障害と、パーソナリティー障害が重なりあったもの。となれば治療の手助けになりうるのは
①専門家でかつ相手の立場、考えを理解しようとする姿勢を持った人
②気心の知れた友人で、病気に対する知識を勉強してる人
のどちらか。
①はむりでも②にならなれるし、こちらの方が普段から近くにいるので、未然に防ぐことができるかもしれない。だから、こういった本は是非とも会社員の人に読んでほしいと個人的には思っています。
Posted by ブクログ
著者の講演を聞く機会があり、その際に貰ったので読んでみた。いわゆる「新型うつ」を従来の鬱病と適応障害(または適応の問題)、パーソナリティ障害(または性格の問題)の混合であると分析し、鬱症状に対しては投薬と休養を、適応障害に対しては異動やキャリア・チェンジなどの環境調整を、性格の問題に対してはカウンセリング、認知療法、ソーシャル・スキル・トレーニングなどを実施すべきであると説く。
「新型うつ」は、叱責や挫折、困難へのチャレンジなどの経験が少ないまま社会人になってしまった子供が、新しい環境への不適応と未成熟なパーソナリティに起因して鬱症状を呈するものと分析する。しかし、現在、企業や医師の「新型うつ」対策は「鬱症状対策」の領域に留まっており、投薬と休養による治療はまったく効果を上げていない(どころか、自愛的なパーソナリティ障害を増長させて逆効果になっている)。「新型うつ」に対しては、上記のような多面的なアプローチが必要で、特にパーソナリティ障害にアプローチして、患者本人を人格的に成長させなければ、根本的な問題は解決しないと説く。
さらに著者は、従来型鬱についても、職場復帰に失敗したり、再発を繰り返すケースには、この多面的アプローチが有効であると主張する。また、新型うつになりやすい未成熟な大人は今後も増加の一途を辿ると考えられるため、多面的アプローチができる知識と経験を有した産業医(または担当社員)を育成することが急務であると提言している。
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