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たとえなりたくても採用そのものが非常に少ない職業、学芸員。その狭き門にアルバイト職員が数多く採用されている三重県の桑名市博物館現役館長が、大学では教えてもらえない、学芸員の目指し方とハードで多岐にわたる仕事の内容を事細かに伝授。決して安直に夢を与えることなく、就職してから挫折しないためのノウハウも盛りだくさん。厳しさを増す、令和の時代の博物館学芸員を生き抜くための指南書としてもおススメの一冊です。
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Posted by ブクログ
学芸員って、こんなに大変なんですね。 いつもいつも様々な場所で、素敵な展示をありがとうございます。 次、何かの展覧会に行った時はまた別の視点で見学できると思います。 「学芸員」になりたい人、以外の方にもオススメ。 博物館、美術館のバックヤードは面白い。
職業選択の一つとして考えていた時期があった。 博物館学の教授に相談した際「全国津々浦々に出向く覚悟でないといけない」「前任者のポストが空くまで募集が出ないから非常に狭き門」「大学院を出ていれば少しは希望が持てる」「正直お勧めできない」…と聞いているうちに心がへし折れ、いとも簡単に断念したのだった。 ...続きを読む 「あなたが選べるんじゃないんです。選ばれるものなのです」 本書は今年7月の刊行になるので学芸員職の最新情報が得られるのだが、就活事情は教授に相談した10数年前と変わっておらず。つまり、教授の発言とまんま同じことが書かれていた。 著者(現桑名市博物館館長)も「お勧めしない」と本文中で語っていたが、それでもなかなか拝めない景色を知りたくて(読者層であろう)学芸員志望の学生に混じって見学することにした。 構成としては、就活事情・通常の業務内容・展覧会までのプロセス・学芸員の今後の在り方になる。 読む前は就活事情がメインだと思っていたが、大半は業務内容の詳細に充てられている。第3章の「学芸員のライフハック」では電話応対の仕方と、学芸員以外の職業でも役立ちそうな段取りまで揃っていて色々と活用できそうだ。 著者の経験を基に「そんなことまで教えてくれるの!?」と包み隠さず解説されているので、職業マニュアルかと思ったくらい。実際、ただでさえ人数の少ない職種なのにちゃんとしたマニュアルがないと危機感を覚えたのが、執筆のきっかけだと著者は語っている。 (ほんの1−2年とはいえ)大学で学んだ自分にとってもまだまだ研究職のイメージが強いから、実務を認知させるという意味合いも込められているっぽい。あとは言葉にユーモアがあって全然退屈しないのも嬉しい。 展覧会までのプロセス(企画・運搬・展示)なんかは、講義の一環だった博物館研修でも教えていただいたので懐かしく読んでいた。展覧会の醍醐味でもある専門家の講演会では、時間や場所を間違えたりPCを忘れる方もいるという。展覧会を成功させるためただでさえ多忙なのに、外部へのトラブルシューティング業務までついてくるとは…。 「やはり自分にはこなせないかも」と、ようやく納得できるかたちで諦めがついた。でも一度成功を味わえば、もっと頑張ろうとクセになっちゃうかも。 正規の学芸員になる上で重要なのは「(アルバイトを含む)実務経験」「社交性」「文化財の取り扱い方」との事だが、自分はここに「忍耐力」と「慎重さ」がついてくると思う。場数を踏んで知識や技術を身につけていく忍耐力、文化財を扱うだけでなくトラブルに対処していく時に必要な慎重さ。 「モノに敬意を払えばモノは必ず応えてくれる」 著者は館長になって事務作業や外部との打ち合わせに忙殺されながらも、一つひとつ丁寧にこなされている。施設の確認に訪れた市役所職員に展覧会を案内するくだりでは、学芸員とは何よりモノにも人にも一流の敬意を払う人なんだと感じ入った。
学芸員として約20年のキャリアを持つ桑名市博物館館長である著者が、どのようにして学芸員を目指せばよいのか、学芸員の仕事とはどのようなものなのかを解説。 建前ではなく、本音ベースのざっくばらんな語り口で学芸員とはどんなものなのか、日々どんな仕事をしているのかなどについて紹介していて、読んでいて面白く、...続きを読む学芸員志望の人にはとても有益だと思う。学芸員として働く予定はないが学芸員有資格者の自分としても参考になった。 学芸員の仕事といっても、調査研究に勤しむというだけでなく、細々とした事務仕事が結構多いということがよくわかった。学芸員の心得として、「モノ」に対して敬意を持つことが最も肝要と感じた。また、どの仕事でも同じだと思うが、礼儀作法やリスクマネジメントが重要ということもよく理解した。 著者が館長を務める桑名市博物館には一度行ったことがあるが、今度はもっとどんな展示をしているのかに着目して、また行ってみたくなった。
学芸員の具体的な仕事が記載されていて興味深かった。人付き合いが重要となるという所など、知識を持っているだけではこなすことができないポイントを多々書いているのも良かった。
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