読み書きの日本史

読み書きの日本史

1,166円 (税込)

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私たちが日々実践している文字による言語活動は,長い時をへて形づくられてきたものだ.古代における漢字の受容から,往来物による学びの時代へ.近世の文字文化の多様な展開から,近代学校の成立へ.──世界の事例にも目くばりしながら,識字の社会的意味を広くとらえ,今も揺らぎのなかにあるリテラシーの歩みを描く.

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読み書きの日本史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者のメインの研究は近世の手習いのテキストである「往来物」のようだが、メソポタミア文明や中国をはじめ、世界の文字と識字の歴史についての該博的な知識が盛り込まれていて、読みごたえがあった。往来ものに関しては、手紙が識字学習のツールとして世界的に広く用いられてきたとの議論が大変興味深い。私は「文字=権力

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    よく日本の近代化の条件としてリテラシー(読み書き能力)の高さということが指摘されるが、本書はそのリテラシーの歴史について「往来物」をキーに読み解いていく。

    往来物の「往来」という言葉が手紙文のやり取りにその起源をもっていたことは知っていたものの、『庭訓往来』『商売往来』などは中世から近世にかけての

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    去年から人をインタビューした録音をテキストにしてくれるサービスを使っています。最近はテキストをコピペして入力すると人工音声で読んでくれるのも時々使用しています。使えば使うほど文章品質、音声品質が上がっていくのはAIの時代ならでは。それこそchatGPTやGoogle翻訳使えば、他言語や機械ともコミュ

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    リテラシー史を考える際、筆から鉛筆という文具の問題、行書から楷書という書体の問題があるという指摘は面白かった。参考文献には興味を惹かれるものが多数あり。

    0
    2024年04月16日

    Posted by ブクログ

    識字能力が各年代で「どのくらいだったのか?」ってのはよく分からないらしい。江戸時代の日本は諸外国に比して、高い識字能力だったと言われているけど、読む方はともかく、書く方は日本でも厳しかったようだ。これは書き言葉が言文一致ではなかったからで、候文がちゃんと書けるのは一握りの知識階級だけだったのだそうだ

    0
    2023年09月20日

    Posted by ブクログ

    日本の歴史の中で、読み書きがどのように推移し、
    社会に広がっていったのかを、詳細に解き明かす。
    第1章 日本における書き言葉の成立
    第2章 読み書きのための学び
    第3章 往来物の隆盛と終焉
    第4章 寺小屋と読み書き能力の広がり
    第5章 近代学校と読み書き
    図版出典一覧、主要参考文献有り。

    日本語の

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  日本における書き言葉の成立
    第2章  読み書きのための学び
    第3章  往来物の隆盛と終焉
    第4章  寺子屋と読み書き能力の広がり
    第5章  近代学校と読み書き

    <内容>
    日本語は漢字・ひらがな・カタカナと種類の多い上、漢文を基本形としていた古代、当然ながら皆が読み書きの出来たは

    0
    2023年08月18日

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