ピアニストという蛮族がいる

ピアニストという蛮族がいる

作者名 :
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作品内容

「大体みんな、三、四歳の時から一日平均六、七時間はピアノを弾いているのだ。たった一曲を弾くのに、例えばラフマニノフの「ピアノ協奏曲第三番」では、私自ら半日かかって数えたところでは、二万八千七百三十六個のオタマジャクシを、頭と体で覚えて弾くのである。(中略)すべてが大袈裟で、極端で、間が抜けていて、どこかおかしくて、しかもやたらと真面目なのは、当り前のことではないだろうか。そしてここでも類は友を呼び、蛮族の周りには蛮族が集まる……」(本文より)

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
エッセイ・紀行 / エッセイ
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
320ページ
電子版発売日
2011年11月25日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

ピアニストという蛮族がいる のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2010年02月02日

    多くのピアニスト達のエピソードを、
    素晴らしい文章で楽しく読ませてくれるエッセー。

    ホロビッツ、ラスマニノフ等の、
    巨匠達のエピソードも、
    興味深く読んだが、
    幸田延(幸田露伴の妹)、久野久の師弟の件は、
    ぐっと胸にくるものがある。
    明治時代に、しかも女性で、
    未知の西洋音楽、ピアノという名の楽器...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    すごくすごく面白い! ピアノ好きな方は必読。冒頭のホロヴィッツの話がいきなり面白くて、文章のうまさにも圧倒された。続いて日本最初のピアニスト、幸田延さんの話も強烈で引き込まれる。彼女は幸田露伴の妹。初の純国産ピアニスト久野久の悲劇は胸に迫るものがあった。ピアニストという蛮族がいる。うん、実に納得。ユ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月07日

    ホロヴィッツやミケランジェリといったピアニストの逸話から、日本最初のピアニストといわれる久野久の逸話まで。面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    -社会がどう変わろうと、誰がなんと言おうと、私たちピアニストという蛮族はラクダのように悠々と進んでいく。人生という貴重な限られた時間のなかで、ときに時代錯誤と見えるほど莫大な時間を浪費していると思われようとも、私たちピアニストという蛮族はラクダのように悠々と進んでいく-

    日本における西欧音楽創生期...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    コンチェルトを演奏しない理由として、「オーケストラは邪魔だから」(ホロヴィッツ)と言ったという”蛮族”になんとなく親しみを覚えます。1日に何時間も練習に費やし、しかも演奏家としての寿命も長いので社会から断絶してしまい常識外れで頓珍漢な人が多いという話も、本家がそう言うのだからそうなのかな〜と思うし。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    このころの私の知っている中村紘子さんは、カレーのCMに出ている人、というものだったので、ショパンコンクールの審査員をしているなんて半信半疑でした。

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    Posted by ブクログ 2018年03月29日

    2016年に亡くなった著者の「変わり者」「数奇な運命」「天は二物を与えた」ピアニストたちの魅力的な群像に迫る好エッセイ。
    まず、ピアノは基本的に男性が弾くことを前提に発展してきた楽器という歴史をもちながら、今なお世界で行われているピアノコンテストは他のスポーツ競技のような男女別ではないという指摘(P...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月15日

    中村紘子さんが亡くなられたのがきっかけで、本書を手に取った。中村さん自身の蛮族としての自伝と思ったが、過去の著名なピアニストたちの蛮族としての生涯を紹介したものだった。ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、ラフマニノフ等々。文章は簡明簡潔。知らないことばかりで面白いが、途中で少し飽きてきて中断(69ペー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本初の女性ピアニスト久野久の苛烈な運命。ポーランドの英雄となったピアニスト。ある元ピアニストの物語。とにかくピアニストという呼称を得た人々を、共感しながらもどこか冷静に描いている。

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