戦争と罪責

戦争と罪責

1,518円 (税込)

7pt

5.0

戦争の時代,そして戦後を通じて,日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた.戦地で残虐な行為を行った将校,軍医,憲兵…….彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか.精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する.罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る.

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戦争と罪責 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年09月04日

    医師の戦争協力について色々調べているうちにたどり着いた本書。極めて示唆的であり、見落としてきた戦争の一面、そしてなにより私たち含む戦後社会の一面が浮かび上がる。人間はかくも容易く硬直した情動麻痺に陥り、自分を免罪することができるのかと思うと恐ろしいが、自分にもそれに近い傾向は間違いなくあるということ...続きを読む

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