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「大人になったらベルリン・フィルの指揮者になりたい」小学校の卒業文集に書いたその夢を叶え、2011年5月、ついに世界最高峰の指揮台に立った著書。本書は、いまや『題名のない音楽会』などでもおなじみの著者が、若き日に欧州の名門オーケストラに単身挑み、世界的指揮者へと成長していくまでの記録。突然の曲目変更で徹夜、ひと癖もふた癖もある天才演奏家に苦悩、プレッシャーで眠れぬ夜……さまざまな壁にぶつかりながらも、夢に向けて努力を続ける姿がみずみずしく描かれており、ファンならずとも大きな勇気をもらえる1冊。文庫オリジナル。「このエッセイを書いていた時代というのは、いよいよ僕がヨーロッパというクラシック音楽の本場を舞台に、さまざまな世界中のオーケストラと出会い、時には肩肘張ってでも、『なんとか指揮者としての仕事をやっていけるぞ!』と、自分に言い聞かせていた時だったように思います。数々のヨーロッパのオーケストラを相手に、無我夢中で頑張っていたこの数年間がなければ、今の自分はなかったでしょう」(「まえがき」より抜粋)
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年10月25日
佐渡さんの生きる姿勢が大好きなんです。見ているだけでパワーをもらえる感じ。エッセイもとても生き生きしていて読んでいて元気をもらえました。
追記。それですぐ佐渡さんの指揮が見たいと思いチケット探してみましたがここ数ヶ月のものは全部売切れでした。(空きがあっても無理だったかも~。クラシックはチケットの...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月07日
2020年11月6日
佐渡裕指揮のコンサートに絶対行きたい。
音を聞いてみなくちゃ。
子どもの頃から1人でコンサートに行くなんて、ずいぶん贅沢な話。
だからこそすごい耳が育った。そして母親のDNAもしっかり受け継いでいる
バーンスタインや小澤征爾に師事するのも贅沢な話
ブツソン音楽コンクールはまるで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月27日
まるで佐渡さんと喋ったように、佐渡裕という人がどういう人なのか、がよくわかる1冊だった。
思っていたとおりパワフルで、エネルギッシュで、好奇心旺盛で、人生をめちゃくちゃ楽しんでいる人!
クラシックについてあまり詳しくない私でも、佐渡さんが指揮をするコンサートに行ってみたい、この人が作り上げた音楽を聴...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月19日
指揮者 佐渡裕さんが雑誌「CDジャーナル」に連載された日記風のエッセイをまとめた一冊。1997年から2000年ということで、少し前のお話ですが、いつかベルリンフルを振ってやる!とギラギラしていた30代の佐渡さんの熱いハートが伝わってきます。多忙を極める日常、それでも食にゴルフにおしゃべりにとパワフル...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月19日
『僕が大人になったら』/佐渡裕/★★★★★/世界的に活躍する指揮者の回顧録。指揮者としての活躍ぶりのすごいこと…その内容を読んでいくだけでもすごい楽しい。でもそれだけじゃなくて、ゴルフの話とか食べ物の話とか、人としての一面をあるがままに書いているところも楽しい。この人の指揮の演奏を聴いてみたい!そう...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月18日
日本を代表する指揮者、佐渡裕さんのエッセイです。
2011年5月にベルリン・フィルで指揮をしたことはTVでもドキュメントでとりあげられていました。
ショスタコービッチの交響曲第5番 私もTVで見ました!
このエッセイは、佐渡さんがベルリン・フィルで演奏するずっと前、若き日の奮闘記を描いたもので...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月22日
ベルリン・フィルの指揮者になった著者のヨーロッパでの仕事、そして
世界各地を飛び回るエッセイ。
「題名のない音楽会」の司会者としても有名な著者。
前書きでは、これを「書くまでにベルリン・フィルの指揮者になったことを書けていないのが残念」といった記述があり、自分の仕事をきちんと見つめて、自信と目標を...続きを読む
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