弱いニーチェ ──ニヒリズムからアニマシーへ

弱いニーチェ ──ニヒリズムからアニマシーへ

1,595円 (税込)

7pt

3.0

ニーチェは一般のイメージとは異なり、「強い」価値や精神を否定していた。ニーチェの言う「超人」とは、「弱い」方向へと疾駆する、人間の生んだ「高い価値」とは無縁な総合的人間である。超人のなかでは、無数の他者やものやことが闘争しており、その過程で偶発的に生まれる〈あいだのいのち〉を感受して生きること(=アニマシー)こそニーチェが目指したものだった。世界哲学の視点からニーチェを読み直すことではじめて見えてくる生命力あふれる人間像に、混迷の時代を生き抜く新しい力を見出す。

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弱いニーチェ ──ニヒリズムからアニマシーへ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    私の問として「(私にとって)抗いようのないニヒリズム」に対してどう受け止めるか、立ち振る舞うか(自分の人生をどう理解するか。)についてヒントがないかと思って読んだ。

    本書では、従来から言われる「(ニーチェが述べる)超人」になることではなく、アニマシーというコンセプトで多重主体性をもった「総合的人間...続きを読む

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