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メディアで大反響を呼んだ、猟犬フチと羆を追う孤高のハンターの物語!「必涙。」―― an・an・NHK週刊ブックレビュー・週刊文春・週刊新潮・週刊朝日・北海道新聞・日経新聞・ソトコト ほか多数これほどまでに迫真に満ちたハンティングの記録があったでしょうか。著者の久保俊治はいまも北海道・知床半島で羆を追う孤高のハンター。20代の頃より羆専門のハンターとして活躍、猟歴40年以上を誇ります。アイヌ語で火の女神を意味する「フチ」と名付けた北海道犬を相棒に小樽から知床半島まで羆を追い駆けめぐります。さらにはアメリカにハンター留学もしてさまざまな体験をします。初著作とは思えぬ卓越した筆力で壮絶な猟の一部始終を活写しています。ワクワクするような冒険譚に加え、大自然の春夏秋冬を繊細に描写。そして心を打つ「フチ」との悲しい別れのシーン。つまり著者は言葉を持ったハンターなのです。端的に評せば戸川幸夫氏+北方謙三氏。質の高い新たな動物文学の書き手が誕生しました。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年12月08日
日本で唯一の羆ハンターである著者の自叙伝。北海道に住み、大学を卒業してから40年間、最初は一人で、数年後からは猟犬「フチ」とともに羆、鹿をはじめとする動物と闘う日々を過ごす。また、狩猟の本場アメリカにも修行に出かけ高い評価を受けている。若い時の著者は専業プロハンターのため、自然動物に近い繊細な感性を...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月10日
北海道の「本物の」猟師による半生記。
猟師としてのドキュメントに加え、
「優れた羆猟犬には一生涯に一度めぐり会えるかどうか」と
いわれる程難しい、羆猟犬とのエピソード。
さらにはハンティングの本場アメリカへの
単身修行記と、ただでさえ魅力的な題材の数々を、
見事な文章で表現に昇華させている。
やは...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月24日
北海道でプロの猟師だった著者の半生が書かれた本。
狩猟生活について、作者のの実体験がとても興味深くて新鮮だった。
探し追いつめていく過程、研ぎすまされていく感覚におどろく。
その鋭さを持っての観察力と予測はほんとうに見事で感動する。
大自然を深く知る作者の経験からあふれ出てくるような自然の描写がと...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月31日
自分の命をみつめるということは
他者の命もきちんとみつめることなんだと思わされた
例えそれが獣や草木だとしても、何かの命を奪っていること
そのことを忘れてただ奪っていては、自らの命さえみつめられない
自分の命をしっかりみつめられれば、他者のいのちをみつめられる
そして生態系から外れることはない
...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月26日
小さな頃から父に連れられて猟に出ていた私は
成人を迎えてすぐに銃のライセンスを取り
大学卒業後は故郷の北海道でプロの猟師になった。
雪の中にテントを構えビバークを繰り返しながら
何日もかけて羆やシカたちを追う。
猟師になって2年後に猟の方法を掴んだ私は
猟犬を育てるという夢を実現するため犬探しをし
...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
2009年4月25日 初版弟1刷発行(5月中に増刷決定)
うまく文字にできず、読後ずいぶんたってしまった。
理由は二つ。ひとを食うヒグマの恐ろしさに怯えたことと、作者の文章がうますぎること。
ノンフィクションなのに小説を読むように感じてしまったからだ。
熊は世界では7種いて日本にはツキノワグマと...続きを読む
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