羆撃ち

羆撃ち

935円 (税込)

4pt

メディアで大反響を呼んだ、猟犬フチと羆を追う孤高のハンターの物語!「必涙。」―― an・an・NHK週刊ブックレビュー・週刊文春・週刊新潮・週刊朝日・北海道新聞・日経新聞・ソトコト ほか多数これほどまでに迫真に満ちたハンティングの記録があったでしょうか。著者の久保俊治はいまも北海道・知床半島で羆を追う孤高のハンター。20代の頃より羆専門のハンターとして活躍、猟歴40年以上を誇ります。アイヌ語で火の女神を意味する「フチ」と名付けた北海道犬を相棒に小樽から知床半島まで羆を追い駆けめぐります。さらにはアメリカにハンター留学もしてさまざまな体験をします。初著作とは思えぬ卓越した筆力で壮絶な猟の一部始終を活写しています。ワクワクするような冒険譚に加え、大自然の春夏秋冬を繊細に描写。そして心を打つ「フチ」との悲しい別れのシーン。つまり著者は言葉を持ったハンターなのです。端的に評せば戸川幸夫氏+北方謙三氏。質の高い新たな動物文学の書き手が誕生しました。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    322ページ
  • 電子版発売日
    2011年06月03日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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羆撃ち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今年の8月に北海道の羅臼でヒグマに襲われ亡くなった方がいたが、本書に出てくる標津はその近くである。札幌市内でもヒグマの目撃談がある中、他方で外野からは熊を撃ち殺すのは残酷だとか、人間と熊の関係性を改めて問われている。

    対話がないノンフィクションの本。いや、正確には自己対話、自然、犬との対話はあるが

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    山中の香りや湿度、獣の息づかい、火薬と血の匂い。羆猟を追体験する。かっこいい本だ。こんな風に生きられる人間を心から羨ましく思う。
    節目の読書だった。

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    日本で唯一の羆ハンターである著者の自叙伝。北海道に住み、大学を卒業してから40年間、最初は一人で、数年後からは猟犬「フチ」とともに羆、鹿をはじめとする動物と闘う日々を過ごす。また、狩猟の本場アメリカにも修行に出かけ高い評価を受けている。若い時の著者は専業プロハンターのため、自然動物に近い繊細な感性を

    0
    2018年12月08日

    Posted by ブクログ

    北海道の「本物の」猟師による半生記。
    猟師としてのドキュメントに加え、
    「優れた羆猟犬には一生涯に一度めぐり会えるかどうか」と
    いわれる程難しい、羆猟犬とのエピソード。
    さらにはハンティングの本場アメリカへの
    単身修行記と、ただでさえ魅力的な題材の数々を、
    見事な文章で表現に昇華させている。

    やは

    0
    2012年08月10日

    Posted by ブクログ

    北海道でプロの猟師だった著者の半生が書かれた本。
    狩猟生活について、作者のの実体験がとても興味深くて新鮮だった。
    探し追いつめていく過程、研ぎすまされていく感覚におどろく。
    その鋭さを持っての観察力と予測はほんとうに見事で感動する。

    大自然を深く知る作者の経験からあふれ出てくるような自然の描写がと

    0
    2012年02月24日

    Posted by ブクログ

    北海道にただ一人の熊撃ち(マタギ)
    雪深い山の中で、わずかな兆候を探り
    熊と対峙する主人公は、アイヌのように
    自然を尊ぶ姿勢で好感がもてます
    木々が風にゆれ、小さな雪塊が転がる
    様子が文章から伝わり、kitanoも幼少の
    ころさんざん彷徨った「山」の世界に
    誘われました

    0
    2012年03月17日

    Posted by ブクログ

    自分の命をみつめるということは
    他者の命もきちんとみつめることなんだと思わされた

    例えそれが獣や草木だとしても、何かの命を奪っていること
    そのことを忘れてただ奪っていては、自らの命さえみつめられない

    自分の命をしっかりみつめられれば、他者のいのちをみつめられる
    そして生態系から外れることはない

    0
    2011年08月31日

    Posted by ブクログ

    小さな頃から父に連れられて猟に出ていた私は
    成人を迎えてすぐに銃のライセンスを取り
    大学卒業後は故郷の北海道でプロの猟師になった。
    雪の中にテントを構えビバークを繰り返しながら
    何日もかけて羆やシカたちを追う。
    猟師になって2年後に猟の方法を掴んだ私は
    猟犬を育てるという夢を実現するため犬探しをし

    0
    2010年12月26日

    Posted by ブクログ

    私の親世代

    大学を卒業後
    職業ハンターとなり
    猟だけで生活を送る

    獲るもの、捕らえるもの
    との間には
    一瞬の隙も許さない
    「気」があり

    研ぎ澄まされた感覚をいっぱいに広げ
    全人格で対峙する尊厳
    が必要なのだ

    0
    2010年12月02日

    Posted by ブクログ

    簡潔な文章で分かりやすく、その類い稀なる経験に圧倒される想いがした。命に対する畏れ、大切さ、そしてフチとの絆、筆者のタンタンとした語りにあふれている。

    0
    2010年01月04日

羆撃ち の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    322ページ
  • 電子版発売日
    2011年06月03日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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