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アラブ反乱が大団円を迎える最終巻。アズラクに集結したアラブ軍は、タファスでの血塗られた戦いを経て、ついにダマスカスに入城した。そしてロレンスは、公私にわたる心中の葛藤に疲れ、ヨーロッパでの政治工作に今後を託して、ひとり中東をあとにする。編者ウィルソン氏の興味深い解題と、八木谷涼子氏
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Posted by ブクログ
最終章。ついにダルアーからダマスカスまで一気に進み、トルコ軍を完全に放逐する。
しかし勝利はロレンス自身の解放には繋がらず、最終盤のアレンビーとファイサルの会談にて、これまでロレンスが抱えてきた英国人とアラブの自意識の葛藤が鮮明に表出する。ここは国際政治に翻弄された、やや残酷な結末とも言える。
ウィルソンの解説も非常に示唆的で、作中の華麗な振る舞いとは裏腹にロレンスの戦後の混濁した精神性が伺えた。また訳者あとがきにある通り描写は事実というよりも創作の色が強いのだろう。
しかし創作であることは本書の価値を些かも棄損しない。豊富な内省箇所は紛れもなくロレンス自身の偽りない心情であると思うし、その振れ幅や葛藤と戦況の並走が一番の魅力である。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
栄光の反乱劇から苦渋の国際政治へ。
アラブ軍と英国軍はダマスカスを占領。
しかし、ロレンスは複雑な思いを胸にその場を去る。
全5巻完結。
[ 目次 ]
第10部 御堂の完成(無人のアズラクを楽しむ;緩慢に集結を終える;第一の線路;第二の線路;第三の線路;阻止される;ナスィーブ橋梁;敵機を破壊する;アレンビー訪問;砂漠へ戻る ほか)
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