ルルドへの旅 ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」

ルルドへの旅 ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」

990円 (税込)

4pt

3.0

後にノーベル医学賞を受賞するアレクシー・カレルが、奇跡で名高いルルドを訪れたのは二〇世紀初頭の初夏だった。リヨン大学の解剖学教室で学ぶ若き医師は、不治の病に冒された一女性に起こった奇跡を目のあたりにし、理性と信仰の狭間で揺れ動く……。生前発表されることのなかった告白の書。

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ルルドへの旅 ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    医師アレクシー・カレルがその目で見て書き記したマリ・フェランの治癒についての文章はかなり短い。カレルがヴィシー政権下で優生思想の持ち主でナチシンバだったこと、リンドバーグがカレルの研究に私財を投じていたことなど、訳者による周辺情報が興味深かった。また、カトリック教会が奇跡の認定に非常に厳しく、マリ・

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    ルルドはフランス南部にあるカトリック巡礼地である。歌手のマドンナが娘の名をこの地にちなんで名づけたことでも話題となった。
    古来、交通の要衝であり、先史時代からの遺物が残る町ではあるが、この地が巡礼地となったのは、1858年に1人の少女、ベルナデッタ・スビルーが「聖母を見た」ことに由来する。聖母は十数

    0
    2020年08月23日

    Posted by ブクログ

    スペインと国境を接するフランス南西部のルルド。1858年2月に
    ひとりの少女の前に聖母が現われた。何度かの邂逅ののち、聖母の
    言葉に従って少女が洞窟の土を掘ると泉が湧き出した。

    病気や怪我を治癒する奇跡の泉として有名な「ルルドの泉」で、
    後にノーベル医学賞を受賞することになる若き日のアレク

    0
    2017年12月31日

    Posted by ブクログ

    後にノーベル生理学・医学賞を受賞(1912年)する仏の外科医であるアレクシー・カレル(1873年~1944年)が、1902年に、かつて聖母マリアが出現したと言われ、不治の病を治癒する「ルルドの泉」で知られた、カトリック教会の巡礼地ルルドを訪れたときに目の当たりにした“奇跡”について、自ら綴ったもので

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    従来の「ルルドへの旅・祈り」が仏語原典からの邦訳なのに対し、本書は米国で出版された英訳からの重訳版です。
    個人的には、仏語邦訳版の方がより美しく抒情的な文体で感動をそそられます。これには訳文の問題のみならず、原典の違いも大きいのでしょう(英訳時、用語の変更やパラグラフの改廃・置換えも行われたとのこと

    0
    2016年01月09日

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