シン・論 おたくとアヴァンギャルド

シン・論 おたくとアヴァンギャルド

2,530円 (税込)

12pt

3.0

庵野秀明の「シン・」シリーズは、「おたく」の歴史を踏まえた自覚的な「つくり直し」である。その方法と美学の出自を探る、挑発的芸術論。

戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、
その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか
戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より)
※本データには、図版・注釈への双方向リンクは含まれません。

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シン・論 おたくとアヴァンギャルド のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年08月09日

    書名と副題に惹かれて手に取ったが、そういううっかりした読者をぷいっと拒絶する本だった・・><
    これは「シン・・の考察本」ではないそうである。
    というわけで全然さっぱりわからなかったが、ひたすらローアングルの鉄塔について書き続けられてたり、著者は手塚治虫研究者だけあって引用されている手塚の言葉に興味深...続きを読む

    0

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