人の心に働きかける経済政策

人の心に働きかける経済政策

946円 (税込)

4pt

3.4

感染抑止のために行動変容を促す国民の心への働きかけと,デフレ脱却を目的とした人々の期待への働きかけ.この二つの「働きかけ」は,背景とする人間観(と経済学)が違う.行動経済学の成果を主流派のマクロ経済学に取り入れた公共政策を,銀行取付,バブル,貿易摩擦,日銀の異次元緩和などを題材に考える.

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人の心に働きかける経済政策 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月27日

    行動経済学についてなんだけど、後半は日本の金融政策。
    メインストリームの経済学は主体は合理的であるという前提に基づき、予定調和的で経済変数は唯一の合理的な均衡に向かって動くとされている。その中でも起きうる予定調和的でない現象として自己実現的予言による複数均衡があり、実例としてトイレットペーパーパニッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月14日

    日銀黒田総裁の打ち出したバズーカ砲は、結局空砲だったに過ぎなかったと言う事。
    アナウンス効果が無いと分かってからも、大規模緩和を続けその副作用に苦しむことになる。
    一体何のための施策だったのか、新総裁に期待したい。

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    Posted by ブクログ 2022年05月06日

    感染防止のための働きかけとデフレ脱却のための働きかけは、人間観、経済学が違っている。行動経済学の成果をマクロ経済学に加味した政策を行う必要があるが、国民が思うような行動を取るかはわからない。

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    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    終身雇用や年功序列といった日本的労働慣習はどうしたら打破できるかというところから最近、労働経済学に興味があり、タイトルが気になってジャケ買い。マクロ経済学の基礎がなっていないのか、金融政策のところはなかなかついていけなかった。。

    そんな自分を肯定するようで恐縮ながら、多くの人はそんなもんなんだと思...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    マクロ経済学をミクロ化=期待への働きかけ。応用ミクロ経済学となったマクロ経済学。
    行動経済学の誕生と発展。
    この2点がここ50年の大きな変化。

    ドーンブッシュの法則=通貨危機の法則。テキーラ危機の時。通貨危機は永遠に来ないように思えるが、実際に来たら急速に進展する。正常化バイアスが続きそれが崩壊す...続きを読む

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