親孝行の日本史 道徳と政治の1400年

親孝行の日本史 道徳と政治の1400年

946円 (税込)

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孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的徳目だ。律令で孝行者の表彰が定められ、七一四年に最古の例が見られる。以来、孝子は為政者から顕彰され、人々の尊敬を集めた。特に江戸時代は表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。明治に入り教育の中心に据えられるが、戦後、軍国主義に結びついたとして否定された。それは常に支配者の押しつけだったか。豊富な資料で「孝」を辿り、日本人の家族観や道徳観に迫る。

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親孝行の日本史 道徳と政治の1400年 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     「親孝行」と聞くと、何やら胡散臭さを感じてしまう。儒教思想、封建制、教育勅語、軍国主義といった言葉が連想されるのだ。

     といっても、近代以前は、人権や平等といった概念自体がなかったし、親あるいは祖先を敬う、考を尽くすといった考えを否定する気はない。また江戸時代などは、幕府や藩によって盛んに顕彰が

    0
    2022年06月24日

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