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AIの存在感が増し,便利な暮らしへの期待や憧れが高まる一方で,仕事を奪われる不安に揺れる現代人.人とAIの未来はどうあるべきなのか.多様な学術的背景をもつ著者が,AIの歴史,その仕組みを解説しつつ,両者にとってよりよい社会のつくり方,さらには一人一人ができることを,「創造力と共感力」をキーワードに語ります.
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Posted by ブクログ
ジュニア新書なので中学生〜高校生への呼びかけ しかし、内容は当然ながら成人が詠むに値する重い問題 AIやロボットが実際に仕事だけでなく生活シーンに広い範囲での利用が進んできた。そして、この勢いは加速度を増しと止まるところを知らない。 そのような時代を生きるに於いて「人間性をより高度に価値あるものに」...続きを読むしてゆくために必要な事柄を多方面から捉えて解説している。 人としてAIの時代を生きるとはどのようなことなのか、どのような価値観を持って行きてゆくべきなのかのヒントがある。
さすがさすがの岩波ジュニア新書 いまさら聞けないAIとはなに?についてわかりやすく 初歩の初歩から学ぶことができる そして、AIと共存していくために身につけておくべき情報リテラシーについても考えさせられる
きたるべく(というよりもう来ている)AI時代への本。本書の巻末でも書かれているけど20年後はどうなっているか考えるのも面白い。2021年の本だからチャットGPTとかは当然でていないし本書でもどんどん変化していくであろうことが示唆されている。けど本質的なところは変わらないとも思う。 共感デザイナーとい...続きを読むうのは本書で初めて知ったが自分はデータサイエンティストよりもこちらの方が面白そうに感じた。
この世界に生きる様々な他者の存在を想像し、問いを立て、考えること。これまでも哲学や文学、芸術が取り組んできた想像と創造の営為によって、人工知能(AI)とともにある幸せな未来とはいかなるものか、それをいかに実現できるかを、今ある具体的な科学やテクノロジーを基盤にしながら思い描くこと。 本書が読者に語り...続きを読むかけ、見せようとするのは、そのような、ある意味で「地道」であるともいえる「AI 時代の生き方」である。 AIに関する言説は、ある時は過剰に楽観的になったり、逆にある時は、過剰に悲観的になったりと、「わからない」ものであるがゆえに、極端に走りやすく、私たちはそれに振り回されがちである。しかし、科学という実践がこれまで大切にしてきた「問うこと」を基軸にしながら、人間だからこそ可能な「共感(empathy)」を働かせながら、小さな「創造」を繰り替えすことが、「わからない」世界に向けて手探りしながら前にすすんでいくための着実な歩みを作りだしていくのではないか。 きらびやかな言葉に溢れたタイトルを持つ本書ではあるが、その内容は、「AI時代を生きる」ことに向けたサイエンス・コミュニケーションの実践書のような内容で、筆者の投げかける問いにひとつひとつ考えながら読み進めることで、自分自身がこれから何をどのように考えていけばよいのかが、少しずつ見えてくる。 第6章の最後に紹介される「未来を考える20の問い」をいろいろな人たちとともに、考え、話しあってみたい。
「AIの時代がやってくる」 そんなことを聞いたことはないでしょうか? AIによって,私たちの生活がどうなるか。 理解している人は多くはないはずです!(私も分からん) この本は,これからの時代の指針の一つとして読むことをおすすめします。 特にサブタイトルである「未来をデザインする創造力と共感力」 ...続きを読むには要チェックです!! まず,「創造力」とは一体何か。 それは「新しいことを造り出すこと」です! よく「AIには創造力はないだろう」 という人もいますが,そのとき「新しいこと」が一体何か考える必要があります。 料理を例にあげます。 料理はレシピがあれば,AIが作ることは容易でしょう。 しかし,存在しないレシピに関してはどうでしょうか? 実は,存在しないレシピでも,今までのレシピの組み合わせを考えることで, できてしまうのです。 中華風カレー,イタリア風お茶漬け,… どれも聞いたことはないですがAIにはできてしまいます。 そういう意味での「新しいこと」ではAIでもできてしまいます。 「新しいこと」が私たちの考える想像を超える必要があるのです。 続いて「共感力」についてです。 これは,多くの人が納得するのではないでしょうか。 特に,AIにはなかなかできない「当事者意識をもつこと」 これは人間が得意とする分野ではないでしょうか。 著者は,これから「共感デザイナー」という職種が生まれるかもしれないと述べています。 そのくらい「共感力」というものはAIにはなかなか真似できないものです。 そんなAIの時代の中で私たちはどう過ごしていけばいいのか。 それは「考える」ことをやめないことです。 「考える」をやめた先にはAIがいます。 「考え」そして「創造」「共感」するのです。 特に,モノゴトの「本質」を「考える」ことは非常に大切になっていきます。 学校の本質が知識であるならば,学校は必要なくなるかもしれません。 しかし,「創造力」「共感力」を鍛えることが本質であるならば, 人間しかできないことはたくさんあるでしょう! 変化が著しい時代だからこそ,「人間の本質」について考え直していきたいです。
子ども向けと思って侮っていた。 AIに至るまでの概観も得られて、学びは多い。 優秀な人って、知らないところにうじゃうじゃ密集してるんじゃないかと思った。
AIと人の関わり方について、いろいろな角度からの問いかけがあった。その中で、教育についての部分が面白かった。「コンピテンシー」についてとか。能力や知識の習得度を図るのではなく、「有能さ」それ自体を見出し伸ばすという考え方。
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AIの時代を生きる 未来をデザインする創造力と共感力
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美馬のゆり
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