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鳥のヒナは親に教わらなくても飛ぶことができる。人間の赤ちゃんも、口を密閉し、口の中を陰圧にしたうえで乳を吸うという、複雑な行動を誰にも習わずに行う。これらは全て本能のおかげである。単純な行動だけでなく、あちこちの筋肉や感覚器を総動員する、まるでオーケストラの演奏のような高度な行動も、実は本能が指揮しているのだ。これら驚くべき行動の数々を紹介し、どのような仕組みで形作られるかをも解説する
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Posted by ブクログ
本能=生得的行動、学習=習得的行動、だとして、動物の様々な行動がいずれに当たるのか、ある種の誤解や混乱がある、と著者は言う。 一つには、特に練習をしなくても組織や器官の発生に伴って行動が発達する"行動の成熟"と、行動の習得的発達とが見分け難いため。 もう一つには、行動は異な...続きを読むる複数の組織や器官がかかわって構成される複合形質であるとの事実が見落とされているため。例えば、鳥のヒナの防衛行動は、鳥の種類を識別する視覚器官系と、うずくまり行動を引き起こす運動器官系の協働活動によって引き起こされるが、これをどう捉えるかが問題となる。 本書のハイライトは、こうした組織や器官の発生について、モンシロチョウの羽ばたきの電気生理学的研究を紹介した「第7章 行動の司令塔」だと思われるが、残念ながら良く理解できなかった。 本書では、実にいろいろな「採餌行動」と「子を遺すための生殖行動」が紹介される。本当に奇跡、不思議、驚異としか言いようのない行動の数々に、科学の眼からの説明がなされる。そうした具体例を読むだけでも楽しいし、現時点でもこんなに解き明かされているのかと驚くこと間違いなし。
虫とかの話おもしろいのがある。最後は人間だけど、まあいつものやつ。でもスキージャンプは習得が非常に困難な競技だ、みたいな話はおもしろい。「本能」は学習によらない生得的行動、という定義かな。
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本能―遺伝子に刻まれた驚異の知恵
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小原嘉明
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