誰もが祝祭気分に浸るクリスマスイブ、マクブライド家の幼い姉妹たちはアルコール依存症の父親に怯えていた。母親が帰宅したとたん、酒に酔った父親が銃をとりだしたのだ。そして、とりかえしのつかない悲劇が……。年月は流れ、長女モリーは神に身を捧げる修道女となり、救急治療室で働いていた。次女のレナは医師と結婚し、何不自由なく暮らす若妻に。そして三女テッサは、女優を夢見てハリウッドを目指していた。いまだ心に癒えない傷を抱えながらも、明るく懸命に生きる三人の姉妹たち――それぞれの愛と人生を描いた超大作。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
悲劇により別々に暮らすことになった三姉妹の物語。
「運命に立ち向かう三姉妹の悲しくも美しい愛のストーリー」の帯は大袈裟。確かに悲劇は散りばめられているし、山あり谷ありの物語ではあったけど、ハンカチがびしょ濡れになるほどのことはない。三姉妹というよりは修道女で看護師の長女がメイン。過去の傷と境遇から修...続きを読む