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「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」大手新聞社の社会部記者に宛てて送られてきた一通の手紙。そこには、首都圏全域を震撼させる無差別連続殺人に関して、犯人しか知り得ないであろう凶行の様子が詳述されていた。送り主は自ら「ワクチン」と名乗って、ひとりの記者に対して紙上での公開討論を要求する。「おれの殺人を言葉で止めてみろ」連続殺人犯と記者の対話は、始まるや否や苛烈な報道の波に呑み込まれていく。果たして、犯人の真の目的は――劇場型犯罪と報道の行方を圧倒的なディテールで描出した第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年06月22日
帯にもあるように劇場型犯罪ミステリー。新聞紙面を使って連続殺人犯と新聞記者との言葉での公開討論。
非常に面白かった。
お互いが知的で言葉巧みでどこか敬意をはらいながら、互いを批判しながらも互いに信頼を重ねていく様なやり取り。凄く巧緻な作品だと感じた。
テーマは前半は「潜在暴力」かと感じてていたの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月02日
「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。送り主は「ワクチン」と名乗り、首都圏全域を震撼させる連続殺人の凶行を詳述したうえで、彼に紙上での公開討論を要求する。絶対の自信を持つ殺人犯と記者の対話は、始まるや否や苛烈な報道の波に呑み込まれていく。果たして、犯人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月01日
とてもよかった。
時間がなく区切り区切り読むかたちになったがそれでも引き込まれた。
一気に読むべき作品。
映画化に向いてる。
「おれは首都圏内連続殺人事件の真犯人だ」主人公一本木記者のつとめる新聞社へ届く一通の手紙が届く。
そこから記者と犯人の紙面でのやりとりが続く。
殺人は否定すべきことどが犯...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月13日
事件解明に紛争する主人公には
どこまでも聖人でいて欲しい
思い込みにまんまとやられた。
ワクチンとの紙面上での死生観の
言葉のやりとりも、
真実が分かってから再読すると
まるで別の戦いに変わる
最後の一行まで、着地が読めず
解釈を問われたままだ。
その沼から抜け出せず。
この重量感、けっこう久し...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月19日
第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
久しぶりに衝撃を受けた作品。
新聞紙面が物語の中心ということもあり、
表現が上手いなぁと物語よりも
文章を見ていた前半から、
衝撃的な展開。
表現がうまくできないが、
人に勧めたくなる本でした。
まあとりあえず読んでみ。と
読書してからタイトルを見ると、
悲しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月14日
いや〜面白かった( ´∀`)
読み始め字数が多いし、改行ないし、まさに新聞?
うぁ〜読み辛いぞと思ったんですが笑
引き込まれて引きずられる勢いでしたヽ( ̄д ̄;)
犯人はちょっとわかっちゃったんですが
その動機、何故新聞紙上で対決したのか
諸々が分からないままラストに突入!
二転三転する真実...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月23日
第27回鮎川哲也賞優秀作受賞作。
大賞は『屍人荘の殺人』。
2022年1月WOWOWで連続ドラマ化だそうです。
20XX年5月から7月にかけての首都圏3県で3件の通り魔殺人が起こります。
近くに落ちていたタバコの吸い殻から同一人物のDNA型が採取され連続した通り魔による殺人と断定されます。
太陽...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月12日
最初の驚きは主人公の名前が作者の一本木透という名前だということ。私にはけっこう難しい言葉ばかりだったけど、主人公も犯人も頭脳派の策士で言葉選びがプロだと思った。それによって読んでいるこちらもうまく誘導されたな〜というかんじ。重要な人物の登場は少なめなので犯人分かったな〜と思ったら後半また驚き。タイト...続きを読む
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