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その時、日本の命運がひとりの男に託された――。ペリー来航によって、日本は列強諸国がしのぎを削る国際社会に投げ出されてしまう。幕府の屋台骨が揺らぐと、状況打破のための秘密兵器として、あばた面の小男に白羽の矢が立った。男の名は、小栗上野介忠順。名門旗本家に生まれた若き天才官僚が挑むのは、世界最強の軍事力を誇るアメリカとの困難極まる交渉だった。日本の礎を築いた幕臣の、故郷のための闘いを描く歴史巨編!
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Posted by ブクログ
大河ドラマ2027年の主人公は小栗忠順。名前すら知らなかった。
幕末の開国の様子は金の交換を巡って大変だったようだ、これが不平等条約か。日本は金が産出されて、つくづくラッキーだったと思う。黄金の国ジバング。当時は金と銀のレートが世界的に16倍あったようだ。今年は金価格の上昇が際立ち、遅れて銀も上がったが、今は70倍ほどで推移している。当時比では銀が割安。これらは為替、円安問題にも通じとても興味深く読んだ。
アメリカに渡る船の話、帰国後の造船所なども投資テーマとして金銀同様興味深い。
対馬のロシア駆逐も九州人としては緊迫だった。
当時はアメリカ、イギリス以外もロシア、フランスなど多国籍船がうろうろしていたのだなと。沿岸測量のくだりも複数登場し、伊能忠敬を思い出す。
後半の幕末になってくると、とたんに読み辛くなってきた、幕末知識が乏しいためか、前半ほどの興味テーマでなくなったためか。
最期のシーンは負けた幕府側の辛さ全開で大河ドラマが心配になった。「豊臣兄弟」はおもしろく作られているので、来年も工夫されて見やすい内容を期待する。
主演の松坂桃李は最近よくいるタイプ線の細い俳優のイメージだったが、「御上先生」は好演で、それを上回るものと思われる。
国家について、経済や軍事について多様な見方を示してもらえると嬉しい。
なお、あとがきで大河ドラマに触れており、令和8年改訂初版。
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