覚悟の人 小栗上野介忠順伝

覚悟の人 小栗上野介忠順伝

小説・文芸
1,188円 (税込)

5pt

3.3

その時、日本の命運がひとりの男に託された――。ペリー来航によって、日本は列強諸国がしのぎを削る国際社会に投げ出されてしまう。幕府の屋台骨が揺らぐと、状況打破のための秘密兵器として、あばた面の小男に白羽の矢が立った。男の名は、小栗上野介忠順。名門旗本家に生まれた若き天才官僚が挑むのは、世界最強の軍事力を誇るアメリカとの困難極まる交渉だった。日本の礎を築いた幕臣の、故郷のための闘いを描く歴史巨編!

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覚悟の人 小栗上野介忠順伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    居眠り紋蔵とか著者の時代物の大ファン、本書も面白おかしい展開を想定してましたが、歴史を細かく深掘りして時代や人物を検証する不思議な内容でした。著者がとにかく薩長、海舟、慶喜、春嶽が大嫌いなのが良くわかって、そのこき下ろし方が面白かったです。
    2026-035

    0
    2026年10月02日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ2027年の主人公は小栗忠順。名前すら知らなかった。
    幕末の開国の様子は金の交換を巡って大変だったようだ、これが不平等条約か。日本は金が産出されて、つくづくラッキーだったと思う。黄金の国ジバング。当時は金と銀のレートが世界的に16倍あったようだ。今年は金価格の上昇が際立ち、遅れて銀も上がったが、今は70倍ほどで推移している。当時比では銀が割安。これらは為替、円安問題にも通じとても興味深く読んだ。

    アメリカに渡る船の話、帰国後の造船所なども投資テーマとして金銀同様興味深い。
    対馬のロシア駆逐も九州人としては緊迫だった。
    当時はアメリカ、イギリス以外もロシア、フランスなど多国籍船がうろうろしていたのだなと。沿岸測量のくだりも複数登場し、伊能忠敬を思い出す。

    後半の幕末になってくると、とたんに読み辛くなってきた、幕末知識が乏しいためか、前半ほどの興味テーマでなくなったためか。
    最期のシーンは負けた幕府側の辛さ全開で大河ドラマが心配になった。「豊臣兄弟」はおもしろく作られているので、来年も工夫されて見やすい内容を期待する。
    主演の松坂桃李は最近よくいるタイプ線の細い俳優のイメージだったが、「御上先生」は好演で、それを上回るものと思われる。
    国家について、経済や軍事について多様な見方を示してもらえると嬉しい。

    なお、あとがきで大河ドラマに触れており、令和8年改訂初版。

    0
    2026年10月22日

    Posted by ブクログ

    2027年の大河で扱われる小栗上野介。維新ものの小説ではニッチな存在。この本は全体として史実を伝えることに重点を置き、主人公が躍動することがないが、財政音痴で外交的な知見と資質のない凡庸な、地位だけが高い人たちがいかに夷狄を前にし、日本をどれほど危険に晒してきたかを執拗に描いている。ペリー来航後、幕末の通貨制度を理解しないまま交渉にあたり、ハリスと結ぼうとした修好条約のひどさがよくわかった。

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマの予習として。
    幕府の側から見た幕末史。幕臣にも外交、経済、軍事に明るく、度胸と行動力がある人がいたという話。

    でも、幕府では度々冷遇され大した実績は上げられないし、性格も真面目一筋って感じでものすごく地味な印象なんだけど、1年間どんなドラマに仕上がるのだろう。逆に楽しみになってきた。

    0
    2026年09月28日

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