さよならの保険金

さよならの保険金

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。
居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。
響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。
麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    さよならの保険金
  • タイトルID
    :
    20149636
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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さよならの保険金 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    地道な仕事だなぁと思った。

    青森で起きた漁船の転覆事故。父の行方は3日目の今日もわかっていない。麻海は母を亡くしている。母方の叔父の響介がやってくる。ラーメン屋にいく。まだ就活の最中だ。2日後に父の捜索は打ち切られた。

    就職先は決まらない。叔父の響介に引き取ってもらう。響介の仕事を手伝うことになった。SNSの監視だ。海外旅行で高級腕時計を盗まれて、保険金請求中。SNSで友達がしているのをチェックする。

    65才の男の買い物を麻海はカメラに収め、真っ黒な証拠を手に入れた。サイクリングの最中の事故で左腕ご全く使えないという申請をしていたのだが、両手普通に使っていたのだ。本人に認めさせるのは嫌な仕事だが慣れるしかない。

    80歳の女性が入浴中に死亡した。介護疲れで殺したんじゃないかと調査が入る。

    翔子は電柱にぶつかった。これで三度目の保険請求になる。

    ホームから転落。自殺やお酒が絡んでいないかどうかの調査に入る。

    これまでも段田整形の診断書を見たことがあった。この段田が絡んでいないか調査に入る。

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ

    額賀澪は「不在」を描くのがうまい。
    『願わくば海の底で』もどストレートにその話だったけど、今作もそう。
    主人公は父を亡くし、その不在を受け入れられないまま物語が進んでいく。保険調査員という仕事、たしかに嫌な仕事かもしれないが、イメージが変わった。誰にだって、魔が刺すことってあるんだ。

    生命保険は、唯一、自分以外の誰かのための保険だ。という言葉があって、誰かを思う気持ちのことを考えた。

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    保険調査員というお仕事の話。こういう仕事があるって、初めて知ったかも。あまり考えたことなかったな。

    海難事故で父を失って、でもなかなか消化できないでいる麻海。保険調査員として、叔父と一緒に働きながら、保険についてとか、人の悪意や出来心についてとか、そんなことを考える。

    保険金詐欺って、殺人とかそんな大袈裟なものじゃなくても、あるんだなぁ。
    多く貰えるなら貰っておきたい、払わなくていいなら払わないでおきたい、そんな心理は誰にでもあるよね。(そういえば私は、貰えるはずの少額の保険金を申請していなかったことがあり、そんなズボラな人もいるけど。)

    あと、家族が亡くなって、生命保険の保険金を貰うことで、気持ちが一区切りつく、という考え方も、初めて知ったな。逆に、ここでどーんと来る人もいるかも。
    故人の保険金によって、死を受け入れられたり、その使い方で前向きな気持ちになれたり。保険金の役割はお金だけってわけでもないのか。

    額賀さんのお仕事小説は、やっぱり面白い。

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    保険調査員という仕事で出会う人々から、生と死、善と悪、考える
    シリーズものになって、これからも続きを読みたい

    0
    2026年06月26日

    Posted by ブクログ

    読みやすく、すぐに引き込まれた!
    保険調査員という仕事があることを初めて知った

    叔父さんの存在がとても大きく、
    主人公が様々な面で成長していく物語だった

    0
    2026年06月02日

    Posted by ブクログ

    保険調査員なる職業があるのだ。
    関わりたくない人である(笑)
    甥を程よい距離感で対峙する叔父の存在がいい感じだ。

    保険の不正って、ほんの出来心で起きるものなの?って思わなくはないけれど、でも現実いろいろな状況がそうさせてしまうのかと思わないでもない。

    保険調査員に興味が増したし、この先の麻海保険調査員の成長も見てみたい、シリーズ化希望です。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    父親が漁船で行方不明になった主人公の桐ヶ谷朝海はひょんなことから保険調査員の叔父の加瀬響介と同居し「大宮リサーチ」で一緒に働くことになる
    ○第一話 親不孝者だね
    オープニング 父親が行方不明になった朝海に叔父の響介が訪ねてくる
    ○第二話 風邪みたいなもんだ
    響介の部屋で同居することになった朝海は叔父の仕事に手伝いとしてSNSをチェックして海外旅行保険詐欺の証拠を見つける
    ○第三話 八割が黒だな
    障害給付金詐欺を試みた高橋光一の話 平凡な人がふとワンチャンで保険金詐欺を試みる
    ○第四話 我々は保険調査員ですので
    入浴中に溺死した老女の生命保険調査 家族の佐倉清孝、妻の真弓、娘の沙優に聞き取る
    ○第五話 魔が差した
    自動車事故の保険金詐欺を試みる三島翔子の話
    ○第六話 肩入れするなよ
    駅のホームの転落事故で死亡した寿々木舞香の調査 自殺だと保険金が支払われないのが焦点となる 調査しているうちに意外な方向に この間、訪ねた小田急線生田駅が舞台となっていて急に身近に感じた
    ○第七話 お気をつけください
    自損事故・休業損害補償の保険金詐欺を試みた田尾厚志と杉山に通告をするが、段田整形外科の医師、段田誠の存在が明らかになる これまでの話が一気につながる
    ○最終話 喪失の代償だ
    エピローグ 「保険金は喪失の代償」
    どの話もよくまとまっていて一気に読めた 登場人物の造形を生き生きとしている
    NHKあたりでドラマ化されそうな内容 良作

    0
    2026年04月13日

    Posted by ブクログ

    海で行方不明となった父親の死について、日常生活を送り続けることで少しずつ気持ちを整理している様子にとても現実味があった。
    淡々とそばで見守ってくれる叔父の響介がとても信頼できるし、適度な距離感に愛情を感じる。
    よく知らなかった保険調査についてわかりやすいエピソードとともに知ることができて学びにもなったし、やはり額賀さん、とても読みやすかった。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの額賀作品です。
    保険調査員という仕事があるのは何となく知っていましたが、具体的にこんな感じ、と明示されるのは初めてでした。
    基本、人を疑ってかかる仕事のようなので、その仕事をしている人は結構メンタル的にキツイんじゃないかと想像しました。
    けど、そういう仕事があるからこそ、本来正当に保険金を受け取るべき人に正当な保険金が支払われるようになっているんだろうなと思うと、頭の下がる思いがしました。
    そう言えば、漫画の『Master Keaton』の主人公も保険調査員だったような。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    まず、保険調査員という仕事を初めて知った。
    この仕事は、保険会社へ請求された保険金の支払いの正当性を確認する仕事であった。

    扱われるのは、保険金目的の殺人などの
    大きな内容は少なく、ごくごく普通人のちょっとした出来心や、一種のライフハック、もらえるものらもらっておこう精神から保険金詐欺に手を染めてしまう内容が多いと書かれていた。

    お金を目の前にすると、間違えた判断をしてしまう人たちの様子が書かれ、調査する側の精神の疲労も主人公からうかがえた。

    保険金は「喪失の対象」という表現も心に残った。

    0
    2026年02月28日

さよならの保険金 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    さよならの保険金
  • タイトルID
    :
    20149636
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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