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駿河小島藩に仕える倉橋寿平には、もう一つの顔がある。「恋川春町」の名前で滑稽本を執筆する江戸で人気の戯作者だったのだ。浮世を楽しむため、さまざまな女性のもとを渡り歩く春町のもとに、突如として幕府の大物・松平定信から呼び出しの文が届く。倹約を旨とする幕府の方針に、春町の著作はそぐわないと判断されたのだ――。戯作者の矜持を胸に、命がけの洒落で権力に挑んだ粋人の生涯を描く軽妙洒脱な時代小説。
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Posted by ブクログ
風野真智雄にしてはシリアス。軽妙な部分はあるが、テーマ全体も重たい。作者の独白、私小説的な印象。
著者の作品にはよく、戯作者が出てくるがこういう心象から出てきていたのかとおもう。
恋川春町や、馬場文耕などを知れたのは良かった。自分が興味を持った狂歌、太田南畝とも同時代の話。
こういう反骨とお笑いが、好きだと、改めて認識する。
にしても、後半かなり厳しくおもたい話。いつも感じるスカッとした感じはなく。ちと考え込む。
そして、松平定信を作者のはどう捉えていたのかが気になる。南町奉行 耳袋秘帖でも出てくるが。。
ま、単純に良い悪い、好き嫌いで捉える必要はないのだろうが。。
改めて、きらん風月も読みたくなる。
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小説・文芸
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