幻夏

幻夏

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。日本推理作家協会賞候補作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    幻夏(角川文庫)
  • タイトルID
    :
    461831
  • 電子版発売日
    :
    2017年08月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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幻夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    太田愛さん、相棒の脚本家さんで存じていましたが、小説家でもあったとは知りませんでした。ドラマを見て、続編をさっそく購入しました。幻夏は、タイトル通り、主人公の1人である相馬の少年のころの話から現代の事件につながっていきます。その少年時代の描写がとてもよい!夏のあのうだるような暑さ、セミの鳴き声、読んでいると夏の日の情景が浮かんできます。こちらは冤罪がテーマになっており、警察の筋読みというかストーリーに沿って、ないはずの証拠が積み上げられていくところなど、現実でもあり得てしまいそうな描写も恐ろしく、機転をきかせてそれに立ち向かっていく主人公たちがよかったです。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    「犯罪者」に続く、相馬・修司・鑓水のトリオが活躍するシリーズの2作品目。
    「子供がいなくなったんです」
    興信所の所長となった鑓水の元に舞い込んだ依頼は、23年前に行方不明となった息子を見つけてほしい、というものだった。
    鑓水は調査員として雇う修司と共に、事件の調査を始める。
    一方刑事の相馬は、行方不明の少女に関する捜査にあたっていた。
    少女が姿を消した現場を訪れると、そこで「ある印」を見つける。
    見覚えのあるその印は23年前の夏、短い時間を一緒に過ごした友人、尚が姿を消した場所に残されたものと同じであることに気づく。

    冒頭からなぜ?と、一気に物語への興味を惹かれる導入だ。
    そして、少しずつ事件について明らかになりながらも新たな驚きや謎が生まれて、さらに深く、スピードを増して話に引き込まれていく。
    前作は上下2冊に分かれているが、本作は1冊にまとまっていて、テンポもより速く感じられた。
    そういったエンターテイメント性を保った上で、物語の一番の核は「司法」 に対する問題提起であるというところが、前作同様にとても魅力的だ。
    どんな展開になるのだろうとぐいぐい引きこまれると同時に、この事件の中心となる登場人物たちに対して胸の苦しさも増していく、複雑な読書体験であった。
    2作品を読んで、このシリーズは「組織」という巨大なものに対して様々なやり方で抗おうとする者たちの闘いの物語なんだと感じられた。
    だからこそ、こんなにも胸に迫る作品なのかもしれない。
    シリーズ3作品目も、心して臨みたい。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    アマプラの「犯罪者」を観て、シリーズのこちらを読みました。主要登場人物3人がドラマ同様大変好きで、すっかり太田愛さん好きになりました。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    犯罪者に続いての太田さんです。

    何も事前情報を入れずに読み始めると、読み慣れた名前が
    前作の主要登場人物達が、歳を少し重ねて再び登場してきました。

    ストーリーですが、前作に続いてハラハラ系です。
    事件の謎もしっかりとした構成で、若干の強引さは感じるものの、違和感なく読み進めることができました。

    亜蓮はどうなった?

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    23年前に失踪した男の子がいます。
    その子は主人公に、自分の父親は殺人者だと告げ
    ある日姿を消します。
    また現代では少女の誘拐が起き、残されていた現場メッセージから当時、少年が消えた時と同じメッセージを発見します。
    そのメッセージから、昔の事件を追いかけ明かされなかった真実がどんどん見える作品です。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    冤罪をテーマにしたとても読み応えのある作品です。緻密でスケールが大きく、サスペンス映画を見ているような臨場感がありました。
     

    殺人犯の父親を持った12歳の少年が突如 行方不明になり、謎の印が残されます。行方不明になったのは金曜日なのに見つかったランドセルの中には土曜日の時間割が入っていました。

    23年後、諦めきれない母親は興信所の探偵に息子を探してと依頼します。

    作者は時間軸を超えて冤罪の構造を浮かび上がらせます。

    密室で行われる被疑者の取り調べ、有罪を勝ち取るため被告に有利なことは書かない検察、捜査機関には証拠を全面開示する義務はない、多忙な裁判官に警察をチェックする余裕がない‥よって冤罪が生まれる。

    本当に怖いです。取調室の可視化(録画・録音)が義務付けされたとはいえ、それは 2〜3%だそうです。

    冤罪を被った側の家族、とりわけ子どもがどれだけ深く傷つくか‥そのことを丁寧に追いかけた作品です。

    この作品は当時日本推理作家協会賞にノミネートされましたが 審査員の作家の先生方の酷評 にあい賞は取れませんでした。本当に残念です。読者は高評価なのに‥。



    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    ドラマ犯罪者を観終えてすぐ、続編である本作へ。そして感想をまとめている今、手元には次作『天上の葦』。
    届くまで待てない、そう思って書店へ出向くぐらい、3人のキャラクターと太田愛さんが描くストーリーが魅力的だった。

    ミステリーで涙したのはいつぶりだろ?
    微笑ましく読んでいた過去の回想が、視点が変わると辛く切ない話になり、かと思えば伏線に気付けず悔しい気持ちになったり、、
    感情が揺さぶられる1冊だった。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    本当に面白かった!
    ほぼ一気読み!

    尚と拓、相馬の夏
    どの立場になってもやはり涙無しでは読めなかった

    正直、犯罪者よりも好きかもしれん!!
    や、けど犯罪者も読み応えあるし...

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    12歳の夏、相馬が一緒に過ごした少年は、川辺の流木に奇妙な印を残し忽然と姿を消した。
    23年後、少女失踪事件の現場にも同じ印が残されていて…

    犯罪者の続編
    この作品単体でも楽しめる内容になっているが、犯罪者を読んでからの方が主人公3人の関係性がわかるのと、3人に愛着が増したので私は犯罪者から読むことをおすすめしたい

    犯罪者も凄かったけど幻夏も凄かった!!
    1冊とは思えないほどの読み応え
    印象深いラストシーン

    ぜひ、幻夏も映像化してほしい!

    0
    2026年07月24日

    Posted by ブクログ

    『正義』とはなにか。

    初めての、太田愛さん。
    太田さんは様々なドラマの脚本も書かれているとは知らず(『相棒』『トリック』etc)、どんな物語なのだろうとワクワクしながら読み進めました。

    尚と哲の父親・哲雄が実は『ヒトゴロシ』なんだと、尚から相馬に告げたあとに失踪。
    それから23年後に誘拐事件が発生。その場に書かれた文字が23年前の失踪事件に繋がっていく物語でした。

    この物語のキーワードでもある『冤罪』。
    令和の時代以前からも取り立たされる『冤罪』のニュース。なぜ『冤罪』は消えないのか。
    もちろんDNA鑑定が発展途上だった時代、また人間の認知にも限界があるのではないかとも。
    でも数多ある事件を裁くに警察側のエゴ(重大な事件の犯人逮捕による実績や名誉)が働いてしまうのではないか…と繋がると、警察の『正義』って?法曹の『正義』って?と疑問が湧き出てしまう。
    今回のでも『冤罪』を出さないためにも、鑓水と修司そして相馬の動きは、逮捕されてしまった人の過去を知ってるからこそ、行動に移し抑えることができたのだと思う。

    「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」
    この言葉がある限り、人一人が冤罪によって人生が壊れないように、法を裁くことの重大さを持っていって欲しいと切に願います。

    ちなみにここの出てくる登場人物、鑓水と修司は
    『犯罪者』でも登場しているのでシリーズなんですかね。
    鑓水の洞察力の鋭さが、物語の確信へと迫る緊張感が読み応えを感じ、とてもおもしろかったです。

    他のシリーズでも読んでみたいと思いました。

    0
    2026年07月05日

幻夏 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    幻夏(角川文庫)
  • タイトルID
    :
    461831
  • 電子版発売日
    :
    2017年08月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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