田村はまだか

田村はまだか

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

深夜のバー。小学校のクラス会3次会。男女5人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。2009年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    田村はまだか
  • タイトルID
    :
    128251
  • 電子版発売日
    :
    2011年08月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

田村はまだか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い。迷ったけど星5つ。
    そもそも、タイトルと装丁と設定でもう、やられてしまっていた。
    読んでガッカリしたらどうしようと思ったけど、そんなことはなく、次々と繰り出されるエピソードを、僕も田村を待ちながら読んだ。僕と同じように、多くの読者が田村を待ちながら読んだことだろう。

    登場人物は全員、元こども。中年になった今を描写する言葉たちは辛辣で、決して順風満帆ではない現実を受け止める感情は、それは諦めだったり、達観だったり、未整理の感情だったりするけれど、それもこれも、「田村はまだか」というフレーズに集約されて、エピソードの最後には少しだけ救われていく。見事だ。

    田村は来なかった、というエンディングだと予想していたが、裏切られた。予想外の重たい、しかし力強い結末で、作品全体が引き締まり、ただの愉快な小説ではなくなっているところも見事。

    マスターの字がきたないところも、見事。

    0
    2023年09月13日

    Posted by ブクログ

    同窓会2次会の場面。登場人物達の半生が紹介される。とても気持ちいいのいい気分になった。
    同級生のこと、自分のことを少し思い出した。

    0
    2023年06月02日

    Posted by ブクログ

    これは面白かった。40歳くらい大人たちが集まる、小学校の同窓会の3次会。最後まで残った5人が遠方から来る田村くんを待つ。待つ間、一人一人の物語が短編小説のように語られるのだが、その内容が「それを言ってしまうのか」という身も蓋もないもの。ある元保健教員は、「30過ぎて未婚。身の程を弁えて悟った態度を取る反面、まだまだ捨てたものではないという気持ちもあるが、それを生徒たちに見透かされ、気安く、あるいは見下されたような態度を取られているが、もしかすると、生徒たちと何かあるかもという希望にも似た気持ちを最後まで捨てきれない」と独白する。こういう個別の物語が、全体のテーマ?である「田村は、まだか」とうまくつながって、読んでいる方も、田村はまだかと思うようになる。同時に、田村がきてしまうと物語が終わってしまいそうでそれは避けたい。最後は意外なエンディングで、一本取られる感じ。他の作品も読んでみたい。

    0
    2022年09月09日

    Posted by ブクログ

    この歳になったからこそ楽しめる作品だった。

    成人するまでの思い出や仲間、集まれる地元。
    人生を豊かに感じれるかどうかは思い出次第。
    いい思い出を作るために生きていると考えると生き方も変わってくるかもしれない。

    0
    2022年05月30日

    Posted by ブクログ

    連作短編のお手本のような作品。
    著者と同年代のバブル世代の40代男女が繰り広げる恋あり仕事あり青春ありの人生模様を「同窓会に遅れる一人の男をバーで待つ」という設定のもとに織り込んで描き出す。
    それぞれの短編と全体を通してのストーリーの流れのバランスが良い。そして見事に「これしか無い!」という、ためにためたオチが決まる。
    特別収録の番外編も含めてじんわりと心が暖まる。

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    面白かった。この作家さん、初めましてでした。好きな部類かも。
    同窓会の三次会、田村を待つ間の話だけど、淡々としているようで、妙に惹き付ける感じがあって、中盤からは読むスピードが上がりました。
    舞台とかで会話劇にしても面白そう。
    朝倉かすみさん、他の作品も読んでみたい。
    オススメあるかた、教えて下さい

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    5人の同級生とバーのマスターの6人で田村の到着をただ待ってる話なんですが
    その間それぞれの人生を振り返り一話一話じわじわと考え深い話になり田村は結局来ないのかななどと思いながら最後まで読めました

    0
    2026年03月27日

    Posted by ブクログ

    秋に朝倉かすみ『平場の月』の映画が公開されるのでそれまでに読もうと思っていたのだけれど、同作者の今作も積読のままになっていたので、先に発表されているこちらから読むことにしました。
    最初、文庫表紙のイラストが麒麟の田村に似ていたから物語の田村を何となくイメージしていたけれど、表題作である第一話「田村はまだか」を読み終える頃には全く違うイメージを抱いていた。読み終えて改めてこのイラストを見ると、多分スナック・バー「チャオ!」のマスター花輪春彦だろうと分かる。
    連作短編集とは知らずに読み始めたけれど、第二話でそれがわかると、「チャオ!」に集まった面々のそれぞれの人生に思いを馳せられることを嬉しく思った。
    まだ来ない田村を登場人物たちと待ちながら、どんな再会を果たせるのだろうとワクワクしながら読み進められた。
    僕の記憶にも深く刻まれている、今はもうなくなってしまったBAR雫の夜を思い出しながら、人の来し方の機微を思わずにはいられない作品でした。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    私にはまだまだ分からない世界だ!!
    やはり歳を重ねると、人生の深みが増すのかなぁ
    田村を待ち続け「チャオ」で飲み続ける
    6人の人生奮闘記。

    小学校の同窓会で集まって、クラスの三次会で集まった池内、永田、坪田、千夏、祥子、そして彼らを見守るチャオオーナー花輪。
    彼らの仕事での話や恋愛話、それぞれ重ーく終わりが見えないと思いきや、とある人が宝物のような言葉を遺していく。
    そして永田の合いの手「田村はまだか」
    このなんとも言えないストーリー展開が
    とても気持ちよくて、好きだ。
    果たして田村は来るのか、彼らのこれからはー。

    彼らと同年代になったら必ず読みたい1冊!!
    そして私も言いたい!!「田村はまだか」

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    タイトルが面白くって購入しました。後ろの宣伝文のところにラストには怒涛の感動がと書いてありますが、感動というよりはほっこりでした。途中ちょっと飽きるところもありますが、面白いです。一言で言うなら群像劇。

    0
    2024年01月27日

田村はまだか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    田村はまだか
  • タイトルID
    :
    128251
  • 電子版発売日
    :
    2011年08月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

朝倉かすみ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す