【感想・ネタバレ】戻橋情炎のレビュー

あらすじ

園部美玖里は38歳のプログラマー。ひとり旅で京都にやってきた。白いパンツにベージュ色のニットのセーターで、パンプスを履いている。髪はロングのソバージュだ。お目当ての一条戻橋を訪れると、橋の下で霊気を感じてドキリとする。その瞬間、50代後半に見える長沢研悟が話しかけてきた。彼は晴明神社まで案内してくれるという。その道中で意気投合。「コーヒーを飲みながら話したい」と彼のマンションに招かれた。若い頃に戻ったような恋情が湧いてきて、体が熱くなった美玖里は、シャワーを浴びて彼との時間を楽しむことに。尻を突き出した状態でベッドに腹ばいになると、研悟はいきなり尻にキスをしてきた。ワレメを広げ、アナルを見つめてくると、美玖里の体は火照ってきて、それだけでヌルヌルになる。乳首をいじられただけでイキそうになった美玖里。プレイは徐々に激しくなっていき……。

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中盤以降、燃え上がる情炎

独身・熟女・京都・突然の邂逅・・・藍川作品の何種かの神器、本作でも炸裂。出逢いの現場は、洛北は戻橋。ただ類作と異なるのは、相手の男の出現からベッドインまでの展開が速いこと。凝縮されたというより、やっつけで飛ばされたという文章。意欲が筆先に乗ってないな、などといっぱしの評論家気取りで幾分否定的に読み進めたものの、いざ本番に差し掛かるや、180度とはいかないまでも、120度ほどは作品に対する見方が変わったのである。ヒロインは冒頭からの記述ではうかがえないほど、男女のことに貪欲な肉食女子であり、組んずほぐれつのタフな肉弾戦が読者の気持ちを盛り上げる。このキャラクター設定は大いに当たり、プレイの幅を多彩なものにしている。読了し、満足したものの、さて評価となると、3つ星が妥当か。相手の男は藍川女史では珍しくない還暦前。もう少し若くて溌剌とした年代でもいいんじゃあないかと思う。評者の好みが混入していることは否定しない。だが、ヒロインの積極プレイに互角に渡り合う体力があるなんて、ちょっと無理がありやしやせんかい?

#アツい #エモい

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2023年10月24日

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