貴婦人Aの蘇生 新装版

貴婦人Aの蘇生 新装版

760円 (税込)

3pt

3.8

古い館は、死んだ動物たちであふれていた──。それらに夜ごと「A」の刺繍をほどこす伯母は、ロマノフ王朝の最後の生き残りなのか? 若い「私」が青い瞳の貴婦人と洋館で過ごしたひと夏を描く、とびきりクールな長編小説。

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貴婦人Aの蘇生 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文庫本の帯によるとこの作品は“硬質な文体で描かれた初期の傑作”らしい。
    硬質な文体、か。小川洋子さん作品にあまりそういうイメージは持ってなかったけど、言われてみればたしかに。無機質な感じ、乾いた感じ。

    読んでいるうちにいつの間にか、自分が“距離を保って舞台袖から結末を見守る関係者”みたいになってい

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もしかしたら伯母はアナスタシアの使用人で、革命によって理不尽に命を奪われた彼女を悼むために自らがアナスタシアと名乗り、剥製のように永遠を生きようとしたのではないか、、途中まではそのような想像を巡らせながら読んでいた。しかし、作者の静謐な文章や生々しさをも美しさへと変容させる描写に、伯母が誰であろうと

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小川洋子さんの作品に出てくる「私」を中心に話が進められるが、個人的に一番主人公っぽいのは「オハラではないか?」と思った
    小川洋子作品で出てくる人物としてとても珍しい人物像だなと思いました。この人の視点で物語を読むと全く違う話ができあがりそうと思いながら読んでいました。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お金に糸目をつけずたくさんの動物の剥製を収集する伯父は北極グマの剥製に頭を突っ込んで死に、弁護士の父親は法律書に生き埋めになって死に。

    未亡人となった伯母は残った大量の剥製たちにAの刺繍を施していく。Aとは、伯母の別名”アナスタシア”のイニシャルであり、剥製マニアのオハラが伯母とやりとりした結果、

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小川さんの初期作品、1999年から2001年まで連載された作品の新装版。

    伯母がロマノフ王朝の皇女かも?という謎があっても淡々とした主人公はいつもの小川作品だけど剥製マニアのブローカー小原はちょっと珍しいタイプ。伯母とこの小原のやり取りがシュールでクスっと笑えて面白かった。胡散臭いけどいいやつじゃ

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小川洋子の文章は、基本的にクールに硬質に淡々と続く(解説 藤森照信)

    その小川洋子の文章が素敵。

    結末は「博士の愛した数式」とか「ことり」とか読んでいるとそうなるなーと思うけれど、どの作品も悲しみよりも優しさが残る感じが好き。

    0
    2024年01月31日

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