作品一覧

  • 裸足で逃げる ――沖縄の夜の街の少女たち
    5.0
    1巻946円 (税込)
    打越正行『ヤンキーと地元』とともに沖縄の語り方を変えた、比類ない調査の記録。 累計3万部超の傑作に、13000字の文庫書きおろし「十年後」をくわえた決定版。 それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。上間陽子は診断しない。ただ話を聞く。今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。この街の、この国の夜は、こんなに暗い。 ――岸政彦(社会学者) 沖縄に戻った著者は、風俗業界で働く女性たちの調査をはじめる。ひとり暴力から逃げて、自分の居場所をつくっていく──彼女たちの語った話は著者の手で書き起こされ、目の前で読み上げられ、自己の物語として了解されていく。沖縄の話であり世界の話でもある、比類ない調査の記録である。
  • 沖縄社会論 ――周縁と暴力
    -
    1巻2,882円 (税込)
    暴走族のパシリにはじまり、沖縄で調査を続けた。 『ヤンキーと地元』を書いた伝説のフィールドワーカーによる遺稿集。 2024年12月9日に急逝した、社会学者・打越正行さんの遺稿集を一周忌に合わせて刊行。 『ヤンキーと地元』(2019年3月刊、2024年11月ちくま文庫化)で打越さんは、沖縄の暴走族の「しーじゃ・うっとう(先輩・後輩)」関係などをもとに、建設業で生きるリスク層の生活を描かれました。地元の人間でも調査できない領域にパシリとして入っていった著者の本は、ナイチャーの書いたものとして驚きをもって迎えられ、第六回沖縄書店大賞沖縄部門大賞を受賞するなど高い評価を得ました。 本書は打越さんの遺した、パシリ論、沖縄社会論、暴力論の3部からなり、石岡丈昇、上原健太郎、上間陽子、岸政彦各氏の解説を付す。 === 根本はあくまでも「社会学者」だった。 暴力の真ん中で、生活をともにするような調査をしながら、 打越は優しい男だった。 ――岸政彦 みんなが打越くんの仕事を超えていく。 そこに自分の仕事を重ねながら、連なりながら。 ――上間陽子 ===
  • 言葉を失ったあとで
    4.4
    1巻1,925円 (税込)
    「聞く」の実際。アディクション・DVの第一人者と、沖縄で社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム
    4.4
    1巻990円 (税込)
    「生きづらさ」を乗り越えるために 「100分deフェミニズム」(2023年1月2日放送)が待望の書籍化! 『伊藤野枝集』『侍女の物語』から『心的外傷と回復』『男同士の絆』まで。豪華著者陣が名著の核心を読み解きながら、フェミニズムの真価を語りつくす。未放送のトピックも収載し、新たな取材も加えた決定版!
  • 海をあげる
    4.4
    おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面してなおその目の光を失わない著者の姿は、連載中から大きな反響を呼んだ。ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた初めてのエッセイ集。
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち
    4.4
    それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。 上間陽子は診断しない。ただ話を聞く。今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。この街の、この国の夜は、こんなに暗い。 ――岸政彦(社会学者) 沖縄の女性たちが暴力を受け、そこから逃げて、自分の居場所をつくりあげていくまでの記録。

ユーザーレビュー

  • 海をあげる

    Posted by ブクログ

    文章からものすごいエネルギーを感じた。
    大多数に向けて書かれているはずなのに、自分に向けられているように感じる言葉がいくつかあって、どきりとした。

    自分の視野の狭さに恥じると同時に、色んなことについて知ろうと努力するようになった。

    色んな人がいる…それだけの認識では足りないのかなと考えさせられた。

    0
    2026年01月09日
  • 海をあげる

    Posted by ブクログ

     読んでいると、生活のすべてがいとおしくなった。子どもたち、夫、目に映る風景、見たこともない誰かの今、看板の文字とか風とか音とか、あらゆるところに心がとんでいって何度も涙が出た。著者の文章が好きです。

    0
    2026年01月06日
  • 裸足で逃げる ――沖縄の夜の街の少女たち

    Posted by ブクログ

     キャバ嬢になること/記念写真/カバンにドレスをつめこんで/病院の待合室で/あたらしい柔軟剤 あたらしい家族/さがさないよ さようなら
     まえがきから泣いていた。十年後が収録された文庫版で読めてよかった。上間陽子さんの他著書、すぐ購入しました。また自分の人生において応援する方が増えた。

    0
    2025年12月25日
  • 裸足で逃げる ――沖縄の夜の街の少女たち

    Posted by ブクログ

    少し前に、白血病で亡くなられた打越さんのことを書いた文章を読んだ。
    その時に、本屋大賞のインタビューの、独特の間と、語り口を思い出して、この本に出会った。

    沖縄の女の子たちの、もがきながら生きている様子が綴られている。
    まるでドラマみたいな内容だから、ストーリーを追うように読んでしまって、時々あらわれる上間さんの涙で現実に戻る。

    語り手もまた、語りながら、夜を過ごしている。
    怪我をしたり、頼れる存在がいない中で、生きている女の子を目の前にしながら。
    だから、柔らかい聞き手のようで、割とバシッと強いところのある上間さんが、この本には、いる。

    一つ気になったこと。
    この本は、様々な女の子のイ

    0
    2025年12月25日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんで少女たちは裸足で逃げなければならなかったのか。沖縄に限った話じゃなくて、私たちにもきっと関係がある。
    援助者である上間さんに少女たちが会えたことにほっとする。人生の中で、信頼できる人に会えること、その人からやさしい言葉をかけられることが、その後のしんどい出来事に立ち向かう力になるんだと思う。

    0
    2025年10月20日

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