データサイエンスにもっとも必要なものは、KKDである。
つまり、勘と経験、そして度胸である。
データサイエンスというと、データから有益な情報を見つける、
とっても理系な雰囲気のある内容かと思ったけど、
本のほとんどの内容は理系には直接は関係ない
話なのが面白かった。
つまりはデータを扱うのは人間な
...続きを読むのであって、
科学ではない、ということなのだと思う。
著者はニューヨークに仕事で行ったことが大きな自慢らしく、
「そういった経験がデータサイエンスに最も重要」
というように感じるところもあった。
「データサイエンスの書籍」としてとらえるよりも、
「データサイエンスを仕事にしている人が書いた
ビジネス本」という立ち位置として見ると、
これはこれで面白い本だと思う。
ちなみに、出てくる数式は大学2年生程度なので、統計学としては教科書に出てくる基礎レベルかと思う。