作品一覧

  • 福祉が壊れる
    5.0
    1巻704円 (税込)
    介護をはじめとした人材の著しい不足と劣化、大学の社会福祉学科への志願者の減少、目まぐるしく変わる制度、福祉思想の喪失。障害者差別解消法実施のように歓迎すべき話もあるが、全体として見れば福祉はすっかり壊れたといってよい。このままでは介護難民が溢れるのは確実である。しかしその危機感は、福祉関係者にも、行政にも、一般の人々にも見られない。まずは日本の現状を知り、危機意識を持つことが大きな一歩となる。福祉に携わって30年、介護施設での勤務経験も持つ大学教授が徹底解説。誰にとっても無関係ではいられない、必読の一冊。

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  • キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡
    -
    1巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、隔離政策の実態を問うものではなく、全国各地で展開されたキリスト教によるハンセン病への救済運動を取り上げ、その展開過程を追うとともに、その隔離政策を民間の側から支えた側面も含め、歴史的な評価を行う。

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ユーザーレビュー

  • 福祉が壊れる

    Posted by ブクログ

     大変良かった、良書を越えて名著といって過言ではない。本書は主に現代の日本社会における介護福祉と障害者福祉(三障害のうちあまり精神は扱っていないようだが)の問題点を歯切れよく喝破してみせている。〈議論〉というものは反対者がいなければ、そして主張しなければ始まらない。誰かが啖呵を切って、このままでは駄目だ、と言う必要がある。本書はその役割を十分に果たしているだろう。
     その他、日本全国民が考えるべきことだとつくづく思ったのが本書で言うところの慈恵思想、定義としては本書P.64の『「障害者はかわいそうだから助けてあげる」というような、憐憫の情からくる発想』という文章がだいたいのことを表していよう。

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    2021年01月10日

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