嵩梨尚の作品一覧

「嵩梨尚」の「禁縛」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 禁縛
    値引きあり
    4.3
    1巻377円 (税込)
    緊縛師の龍地のもとを歌舞伎役者の草矢が訪れる。梨園の御曹司である草矢は、縛られることへの欲望を秘めていたのだ。女形として美しくあることを求められる自分を縛り上げ、追い詰めて崩してくれる龍地を草矢は欲さずにはいられなかった。だが、肉体だけでなく、魂までも縛り包み込む絶対的な支配に恍惚となった草矢は、名門の柵からの解放と同時に龍地に縛りつけられ……。

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ユーザーレビュー

  • 禁縛

    Posted by ブクログ

    優しいからこそ縛る男×解放される為に縛られたがる男 

    SMの本質、というか意味みたいなものを、わたしの中で長年掴みきれないでいたのだけれど、ここにひとつの理想を見たような気がする。
    「Mの苦しみのために奉仕するSこそ、Mの究極の奴隷だ」という勅使河原教授の言葉は、けだし名言。
    いいもの読ませて頂きました。

    0
    2011年09月18日
  • 禁縛

    Posted by ブクログ

    タイトルそのまま、緊縛師の龍地が、芸の道一筋だった女形歌舞伎役者草矢を緊縛します。
    この二人が、緊縛師と客としての関係から、どんどん互いにはまっていく話。縄が大活躍してます。

    赤江漠みたいなやつかな?と思って読み始めたけど、あそこまで耽美で爛れきってたりしてない。もっと硬質なエロスです。
    草矢は、役者としてのプレッシャーを常に抱えつつ、梨園プリンスとして自分の立場を貫こうとしている青年。自分の性癖が自覚できなかった草矢は、あの勅使河原教授によって、禁断の世界に導かれちゃうんです。
    縄に魅かれる原因となった、龍地と草矢の生い立ちがきちんと語られているのも高ポイント。

    肉体を縛ることで、魂を解

    0
    2011年04月07日
  • 禁縛

    Posted by ブクログ

    緊縛師×歌舞伎役者。
    全体的に暗め。
    まあ扱ってる題材が題材だからそれは仕方がないかも。
    縛る描写がかなりキレイで丁寧。でも、なんか尻切れトンボな印象。
    もうちょっとボリュームがあってもよかったんじゃないかと思った。
    あとがきでもワンエピソード書いてらっしゃるし。

    エロ描写はそこまで濃くないかな。
    フェチものにしてはあっさりな印象。

    0
    2011年10月04日
  • 禁縛

    Posted by ブクログ

    剛しいらさんのお名前は前から知っていたのですが、実際に作品を読むのは初めてでした。
    タイトルが「緊縛」となんともインパクトが強いですが、かなりしっかりとした読み応えのある作品でした。
    だいたいこういう題材を扱う作品はただエログロになりがちなのですが、この作品は緊縛師とそれに頼らざるをえないお客様の心の動きが丁寧に書かれています。
    この作品の中では縄は性的なものではなく、癒しの道具のように描かれています。
    「 SはMの望むものを的確に与えてやらねばならない。その絶妙な関係が付き合う二人の心の開放される安らぐ瞬間なのだ。」主人公たちを通してこうしたメッセージが伝わってきます。
    Sとは何かMとは何か

    0
    2011年02月16日

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