作品一覧

  • がんステージⅣ克服
    完結
    -
    全1巻1,760円 (税込)
    がん患者のための命のマガジン「Messenger(メッセンジャー)」は創刊以来18年、末期がんから奇跡的生還を果たした方の手記やインタビュー、関わった医師のインタビューなどを掲載し続けています。 本書は、その総集編として、特にステージⅣのがん、余命宣告を受けるような状況から回復して10年近く、あるいは10年以上経過された8人をピックアップして近況も追加インタビューし、紹介しています 。本書編・著者の「Messenger」編集長・杉浦貴之氏は自身も当時2年生存率0%といわれた腎臓がんからの回復を果たしたがんサバイバーです。 著者が進行がんで予後不良と言われたとき、何より心の支えになったのは実際にがんを克服した人たちの体験談。特に現代医学的には治癒が困難とされた状況から生還した方々の存在が大きかったのです。 「医者に治らないといわれても実際に治っている人たちは大勢いる」という事実が不安と闘う大きな糧となりました。 自身の経験から、生きる希望を失いかけている人達に「勇気と希望」を届けたいというのが本書のコンセプトとなっています。 本書にはさまざまなプロセスで治癒に向かった人たちが登場します。現代医療の恩恵にあずかった方、補完代替療法などの自助努力も活用して回復した方など治し方もいろいろな方々です。 手記には、それぞれの方々が選んだ治療法、補完代替療法、生活習慣の改善などが紹介されています。また、治療当時の1日のスケジュールなども紹介されており、彼ががどのような取り組みをしたのかが詳しくわかるようになっています。 「この治療法が最善」といったことは伝えていませんが、彼らがそれぞれ選んだ治療法や生活習慣、心の変化は、「これから治療に向かう人」「再発を予防したい人」などすべてのがん患者の方々の参考になるものと思います。 また、杉浦編集長の分析による、8人の方々そして『メッセンジャー』にこれまで登場した延べ約500人の回復までの過程にみる「7つの共通項」も。 「余命告知を受けても回復している人」は実は大勢いることを知ってほしい。様々な治癒への道があることを知ってほしい。そんな願いがこもっている1冊です。 今回、登場された8人のがんサバイバーさん。 ◎「乳がん・肝転移のステージⅣから9年」伊藤奈津子さん ◎「中咽頭がんステージⅣから22年」春名 伸司さん ◎「子宮頸がんステージⅣ・5度の再発・転移から10年」善本考香さん ◎「余命『早ければ2,3週間』の成人T細胞白血病から16年」髙原和也さん ◎「原発不明がん・腹膜転移のステージⅣから8年」櫻井 英代さん ◎「スキルス胃がんステージⅣ・肺転移から12年」の松野三枝子さん ◎「子宮頸がん・肺転移のステージⅣから13年」の白駒妃登美さん ◎「余命1年・胆のうがんステージⅣから8年」の石川利広さん
  • 命はそんなにやわじゃない
    4.7
    がん余命半年からの生還。それは決して奇跡ではなかった。「24時間テレビ」「奇跡体験!アンビリバボー」「誰も知らない泣ける歌」「ラジオビタミン」等に出演した話題の著者! 決して闘病記ではない。がんを道標として、新たな自分(本当の自分)に生まれ変わる再生記。悩み、苦しみ、迷いながら、それでも生きることをあきらめず、命あることを歓び、つねに笑いを求め、逆境をも楽しみながら再生していくストーリー。

ユーザーレビュー

  • 命はそんなにやわじゃない

    Posted by ブクログ

    とても感動しました。久しぶりに、この本を読んでよかったと思える本に出会えました。
    特に印象に残ったところは、何かに依存しすぎてはいけないというところでした。
    杉浦さんの歌も聞いてみましたが、本を読んだ後ということもあってか、初めて音楽を聞いて泣きました。

    0
    2015年09月05日
  • 命はそんなにやわじゃない

    Posted by ブクログ

    いろいろな意味で想像をはるかに超えることが書いてありました(笑)
    著者の人間性がかなり分かったような気がします。
    このような本には初めて出会いました!!
    1月27日(金)に著者の講演会を聴きに行きました。
    その予習として読みましたが、読んでおいて本当によかったです。

    0
    2012年02月10日
  • 命はそんなにやわじゃない

    Posted by ブクログ

    28歳のときに、短ければ余命半年、2年後に生存している確率は0%と医師から宣告されたのは16年前。
    今では魂のマガジン『メッセンジャー』の編集長を務め、本人作詞のオリジナルCDを出し、がん患者さんたちとホノルルマラソンを目指し、走るほどに元気になったのではなく、走ったから元気になったと体感できるチームで、国内レースや各種イベントにも参加している杉浦貴之さんの闘病記?というより、七転び八起きの人生の軌跡。

    杉浦さんは、若くしてガンを宣告され、ありとあらゆる治療や、身体に少しでもいい、ガンに効くと聞けば、何でも信じて試してみた。

    そして、あれを食べたらたダメ、これは消化に悪いとか言って、こうで

    0
    2015年06月15日

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