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がん余命半年からの生還。それは決して奇跡ではなかった。「24時間テレビ」「奇跡体験!アンビリバボー」「誰も知らない泣ける歌」「ラジオビタミン」等に出演した話題の著者! 決して闘病記ではない。がんを道標として、新たな自分(本当の自分)に生まれ変わる再生記。悩み、苦しみ、迷いながら、それでも生きることをあきらめず、命あることを歓び、つねに笑いを求め、逆境をも楽しみながら再生していくストーリー。
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Posted by ブクログ
とても感動しました。久しぶりに、この本を読んでよかったと思える本に出会えました。 特に印象に残ったところは、何かに依存しすぎてはいけないというところでした。 杉浦さんの歌も聞いてみましたが、本を読んだ後ということもあってか、初めて音楽を聞いて泣きました。
いろいろな意味で想像をはるかに超えることが書いてありました(笑) 著者の人間性がかなり分かったような気がします。 このような本には初めて出会いました!! 1月27日(金)に著者の講演会を聴きに行きました。 その予習として読みましたが、読んでおいて本当によかったです。
28歳のときに、短ければ余命半年、2年後に生存している確率は0%と医師から宣告されたのは16年前。 今では魂のマガジン『メッセンジャー』の編集長を務め、本人作詞のオリジナルCDを出し、がん患者さんたちとホノルルマラソンを目指し、走るほどに元気になったのではなく、走ったから元気になったと体感できるチー...続きを読むムで、国内レースや各種イベントにも参加している杉浦貴之さんの闘病記?というより、七転び八起きの人生の軌跡。 杉浦さんは、若くしてガンを宣告され、ありとあらゆる治療や、身体に少しでもいい、ガンに効くと聞けば、何でも信じて試してみた。 そして、あれを食べたらたダメ、これは消化に悪いとか言って、こうでなければならない、こうするべき、と、ストレスをどんどん溜めていってしまう。 あるときはヒーラーに頼り、あるときは悪徳宗教的なものを信じきり、NPO団体の代表として担ぎ上げられ利用され、大量にサプリメントを持ち歩き、宇宙の力を集めるカードを買い、母親が嫁入り道具のひとつとして持ってきて、大切にしていたお雛様の波動が悪いと言われれば、母親に頼んで棄ててもらい、家の庭にお札を埋め、スピリチュアルな力を宿すという場所で生活し、とにかくありとあらゆるものに依存してきた。 しかし、頼るべきは他人や場所でなく、自分自身だったと気づく。 まあ、いろんなものに頼ってる間、何度もそのことに気づきながらも、また弱い自分がどう出てきて、人に頼ってしまうんやけど。 己こそ己の寄る辺、己をおきて誰に拠る辺ぞ。 わかってはいるけど、なかなかその境地にたどり着けずにいるときに参加した、マーケティングコンサルタントの内村真一氏の勉強会で、フリーペーパーがどのように経営として成り立っているかについて知る。 その日の夜中、フリーペーパーの構想があふれるように沸き上がり、自分で雑誌を作ろう!と思い立つ。それが現在、多くの人に勇気を与え続けている、魂のマガジン『メッセンジャー』である。 「命はやわじゃない」というフレーズをバックボーンに、儚く、弱く、脆い命でも、しぶとく、強く、逞しい。そんな命を伝えていっている。 これまでの「ガン=死」「ガン=終わり」というイメージを、ガンになっても希望がもてる、命はやわじゃない、今の奇跡は、未来の当たり前というものになるように、これからも精力的にガン患者さんに勇気を与え続けていくのだろう。
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命はそんなにやわじゃない
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