作品一覧

  • 新・日米安保論

    新・日米安保論

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻748円 (税込)
    冷戦終結後四半世紀。以来、国際情勢の変化にもかかわらず日米の安全保障体制は維持されてきた。しかし「今後も守って欲しければさらなる負担を」と訴えるトランプ政権の登場で、日本はアメリカとの安全保障体制の在り方そのものを問われている。果たして日米地位協定に象徴される従属的なアメリカとの同盟関係を今後も重視する必要はあるのか? 尖閣問題、対テロ戦争、北朝鮮の動向など、激変する情勢下、日本の安全保障を、歴代内閣のご意見番であった元防衛官僚、武装解除のエキスパート、安全保障の専門家が徹底的に語り合う。避けては通れない国防の根本的な問題がここにある。【目次】はじめに 護憲派も、戦争を他人事と捉えているという問題 柳澤協二/第一章 トランプ大統領をどう捉えるか/第二章 尖閣問題で考える日米中関係/第三章 対テロ戦争と日本/第四章 北朝鮮への対応と核抑止力の行方/第五章 日米地位協定の歪みを正すことの意味/第六章 守るべき日本の国家像とは何か/結びにかえて――同盟というジレンマ 柳澤協二/資料<提言>南スーダン自衛隊派遣を検証し、国際貢献の新しい選択肢を検討すべきだ
  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略

    非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻990円 (税込)
    安全保障と軍事のリアルを知る専門家による、非戦の論理 世界に大きな衝撃を与えたロシア軍のウクライナ侵攻。 この戦争が突きつけた現状の国際秩序の問題点と、日本の安全保障をめぐる環境の変化と対応策を、歴代内閣の安全保障・危機管理関係の実務を担当した柳澤氏、国連PKO紛争調停実務経験者の伊勢崎氏、元防衛研究所の安全保障研究者の加藤氏、自衛隊元空将補の林氏といった軍事のリアルを知る専門家が語り合う。 「侵略の脅威」「台湾情勢」を口実に中国を念頭にした軍拡に舵をきる日本の問題点も検証。 改憲、防衛費の拡大、敵基地先制攻撃、核共有など抑止力の議論が暴走しがちな現状への疑義を呈し、徹底的に戦争を回避する国家としての日本の在り方、「非戦の安全保障論」を示す。
  • テロ 現代暴力論

    テロ 現代暴力論

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻814円 (税込)
    国際社会への暴力的な示威・脅迫行為である現代テロは、1968年のイスラエル航空機ハイジャック事件によって幕を開けた。冷戦時代は東西の代理戦争的側面も持っていたテロだが、冷戦終結後、かえって規模が拡大し、手段も過激化している。一般市民を巻き込む非常識的な方法で世界観の対立を表現してきたテロ。その事例から学べることは何か。現実のものとなりつつあるメガデス・テロを防ぐための要点を示す。年表つき。
  • 戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論

    戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,056円 (税込)
    憎悪か? 理性か? 停戦の困難さから考える日本の国防政策。 21世紀の戦争論! ◆内容説明◆ ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。 戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。 いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。 そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか? 軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。 そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。 ◆主な内容◆ 第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える ・戦争はどういう時に終わるのか ・戦争の歴史から見た停戦と専守防衛 ・戦争は情報の相互作用である ・即時停戦の必要性と実現可能性 第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない 第3章 ガザの戦争・人道危機を考える ・戦争の結果という視点から考える ・まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」 ・厄介な戦争 ・誰がどんな形で停戦をリードできるか 第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて ・分断と戦い停戦を追い求める ・システム論から見える停戦の難しさ ・「三十年戦争」から見る戦争のやめ方 ・なぜ「非戦」にこだわるのか
  • 国際学の先端研究

    国際学の先端研究

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,420円 (税込)
    多発する国家間戦争に学問は無力か? 時代の転換を捉える7つの論説! 本書は英国学派の国際関係論を再評価することで、日本という「準」周辺国の国際政治学を発展させようとの野心的な試みである。 国際関係論の気鋭の専門家7人による渾身の書き下ろし!
  • 日本の安全保障

    日本の安全保障

    ビジネス・実用

    -
    1巻858円 (税込)
    専守防衛に徹し、軍事大国とはならず、非核三原則を堅持する──。戦後一貫して平和国家の道を歩んできた日本。しかし、近年、安倍政権が掲げる「国際協調主義」によって、日本の安全保障が転機を迎えている。本書では、「積極的平和主義」とは何か、安全保障環境がどのように変化したのか、自国の安全をいかに確保すべきか、これらの点を現実的に考え、日本が選ぶべき道を提案する。

ユーザーレビュー

  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略

    Posted by ブクログ

    ウクライナの戦争を契機に大軍拡が企図される我が国だがまさしく火事場泥棒的やり方だ。国家は国民の命を守らないということがはっきりわかる。
    自衛隊に関わった人たちの専門家としての叡智に教えられた。アメリカの意のままにしか進められない安全保障はまことに危険だ。ジェノサイド条約にさえ加盟していない後進国は早急にまともな法整備に取り組まなければならないではないか。
    岸田政権には柳澤さんたちの提言を理解するちからが無いのだろうな。敵基地攻撃など子どもの発想だ。

    0
    2023年10月07日
  • 新・日米安保論

    Posted by ブクログ

    右だとか左だとか言ってないで、皆が冷静に現実的に議論することを切に願います。自分だけの平和でなく、相手の平和も考えることのできる人になりたい。

    0
    2017年10月30日
  • 新・日米安保論

    Posted by ブクログ

    「はじめに」において、護憲派も改憲派も、戦争を他人事と捉えているという問題 として、自衛隊員は命を張って法に則り任務を遂行しているのだが、今の日本人社会は戦争は別世界の出来事であるという平和ボケだとしている。
    そういう状況下、冷静ン終結後四半世紀。
    以来、国際情勢の変化にもかかわらず日米の安全保障体制は維持されてきた。
    しかし「今後も守って欲しければさらなる負担を」と訴えるトランプ政権の登場で、日本はアメリカとの安全保障体制の在り方そのものを問われている。
    果たして日米地位協定に象徴される従属的なアメリカとの同盟関係を今後も重視する必要はあるのか?
    尖閣問題、対テロ戦争、北朝鮮の動向など、激変する情勢下、日本の安全保障体制を、歴代内閣のご意見番であった元防衛官僚、武装解除のエキスパート、安全保障の専門家が徹底的に語り合う。
    避けては通れない国防の根本的な問題がここにある。
    ということで、
    第1章 トランプ大統領をどう捉えるか
    第2章 尖閣問題で考える日米中関係
    第3章 対テロ戦争と日本
    第4章 北朝鮮への対応と核抑止力の行方
    第5章 日米地位協定の歪みを正すことの意味
    第6章 守るべき日本の国家像とは何か
    結びにかえて――同盟というジレンマ 柳澤協二
    資料(提言)南スーダン自衛隊派遣を検証し、国際貢献の
          新しい選択しを検討すべきだ
    最後の提言で大多数の日本国民が知らされていない情報を抜粋・引用します。
    紛争当事者に対して武力の行使をいとわなくなった国連PKOにおいて、自衛隊が何らかの役割を果たそうとすれば、武力行使には関与しないという姿勢は通用しません。憲法9条によって海外での武力行使を禁じられ、交戦権を否定する日本の自衛隊は、現在の変貌したPKOと本質的に相容れないのです。
    日本がPKOに参加するようになって以降、その矛盾を解消するため、武器使用の権限を国際水準に近づける方向で法改正が行われてきましたが、隔たりは埋まらないどころか、自衛官はさらに大きな矛盾の中で活動を余儀なくされています。
    例えば、自己防衛のためなどに限られていた武器使用は、警護など任務遂行のためにも可能になりました。
    しかし、「敵を倒す」ことは、国際水準と異なって正当防衛などの場合だけに限られるので、他国の兵士と比べて自衛官の危険は増しています。
    にもかかわらず、憲法上制約があるため、日本による交戦権の行使ではなく、個々人による武器使用だとされるため、自衛官には国際的な交戦法規が適用されず、捕虜にもなれないとされています。
    さらに、国家として命令し、部隊として行動しているのに、誤って民間人を殺傷した場合、自衛官個人の刑事責任が問われることになるのです。
    しかも、その自衛官を裁くのは軍事法廷ではなく、軍事経験の知識も経験もない一般の裁判所です。
     このような矛盾に満ちた問題が放置されている状況下で、PKOに派遣された自衛官をめぐって万が一の事態が起きた場合、国民の中ではそれを受けとめる覚悟はできていません。
    したがって、自衛隊を継続派遣することを選択する場合は、前記の諸問題をどう解決するのか、そのためにどんな法律と部隊の整備をするのか、交戦権を認めるか否か、憲法をどうするのかを含めて徹底的に議論するべきです。

    となっています。
    今回のあまりにも無責任な稲田(前)大臣、自衛官の命をどう考えているのでしょうか。
    最前線で命を張った自衛官の「日誌」はきちんと国民の前に提示すべきなのです。
    あまりにもひどい安倍お友達内閣の早期退陣を祈るばかりです(怒)。
     

    0
    2017年07月29日
  • テロ 現代暴力論

    Posted by ブクログ

    出版されてから10年以上が経過しているわけで、サイバーテロの記載などは、もはや隔世の感があるのは否めない。でもそれはあくまで瑣末な問題で、本書の存在意義を貶めるものでは全くない。一気にテロが認識されることになる、最大のインパクトとなった9.11を軸に、そこに至るまでのテロの歴史と変遷が、その意識の変容と合い照らされながら綴られていく。正直、ここに書かれている代表的な事件でさえ、知らないものが大半だったけど、そんな無知の状態からでも、テロの何たるかがおぼろげながら見えてくる内容だった。新書ってこうじゃなくちゃ、って感じでした。

    0
    2015年06月20日
  • 戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論

    Posted by ブクログ

    読み終わった後、暫くの間は考え事が止まずに何を書けば良いか判らなかった。本書テーマとしてはタイトルの通り「戦争はどうすれば終わるか」について、「自衛隊を活かす会」を中心に、それを主催する元官僚の方や国際政治学者、防衛研究所に居たメンバーが、彼らの考え方を述べるものとなっている。小泉政権時代に自衛隊の海外派遣から撤収までを支えたメンバーや、大学で教鞭を執られる方々で会は編成されている。時は丁度、ウクライナとロシアの戦争が開戦から時間も経過し、ウクライナによる大規模抗戦が始まったものの、戦線が膠着し始めた頃に書かれている。そしてイスラエルによるガザ侵攻も開始された。それら近年2つの戦争は2026年を迎えた今も終わりが見えずに続いている。停戦協議は何度となく行われ、一時的な静けさが訪れても、再び数日後にはロケット弾やミサイルが飛び交う。一体これらの闘いが止み、平和が訪れる日など来ないのでは無いか、諦めが心を支配しそうになる。
    始めた戦争を終わらせるのは難しい。これは今、誰もが感じている事だと思うが、過去の歴史を振り返っても、数十年、いや百年単位で戦争が続く事はあった。戦争は始めてしまったら、終わらせる方がよほど難しい事を改めて気付かされる。本書も前半は、終わらせる議論をする前に、今回の(ウクライナとロシアの)戦争そのものへの十分な理解が不可欠であり、その背景、指導者の立場を含め、歴史観点からもまず明らかにする事に努める。我々は常々、戦争を外側から見た時、どちらかが悪でどちらかが善であるという二項対立でそれを見ている。実際の現実空間で起こっている戦争は、双方が戦場で生き残るための命を賭けた闘いだ。一方でこの戦争による直接的な被害も受けず(経済的なダメージは一旦置いて)、当事者でない外野である日本人は、この戦争をあくまで報道などの記事から情報を得て、好き勝手に立場を言える身である。本書でも何度も登場する言葉である「言説空間」だ。自分の情報源に基づいたものだから、ロシアが悪に見えたり、一向に抵抗をやめないウクライナにさえ不満を抱く人もいるかもしれない。我々の国が他国に蹂躙されているわけでもないから、ウクライナの人々が感じる領土を奪われる怖さを目の当たりにしているわけではない。欧米のメディアが伝える言葉を鵜呑みにする方もいるだろう。我々には真実はわからない。プーチンにはプーチンの考え方、ロシアの立ち位置があり、領土を奪われる事が死に直結するかもしれないゼレンスキーやウクライナの人々にも生存権がある。双方の意見や主張をぶつけ続ければこの戦争は終わらない様に見える。だが両者共に妥協できるポイントを早く見つけて、停戦でも良いから戦闘をやめない限り、死者は確実に増え続ける。こんな当たり前のことに頭を悩ませているわけではない。本書を読んで感じるのは、その当たり前のことさえ出来ずにいる世界の複雑な繋がり方が、ぐちゃぐちゃに絡み合って解けない、細い糸の様に感じることだ。勿論世界の国々を見れば関係性の深い、互いに信頼しあった同盟国というものも存在するだろう。だがそれさえ指導者が変わればどうなるかわからない。更には自国第一主義に傾きかける世界。自国のためにならないことへの関心を薄め、世界平和の和からこぼれ落ちていく国々。こうした世界の流れを見ていると、この先数年先に暗い世界が訪れるのではないか、その漠然とした不安に苛まれる。
    本書を読めば如何に始めた戦争を終わらせるのが難しいか、改めて感じる人が大半だろう。そしてその難題から目を背ける人も出てくるだろう。無関心が世界を更に混沌とさせて、自国の事、目の前の事に集中する様になる。これで良いのだろうか、これが読み終わった直後の感覚である。本書纏めの中に、戦争は始める時に終わり方を考えておかなければならない、といった話が出てくるが、他の書籍でも頻繁に見る言葉だ。だが想像以上にそれは難しいのではないだろうか。自分たちの思惑を先ほどの絡み合う糸玉の様な世界に針を刺してみても、針は糸玉の反対側へ辿り着けない。複雑すぎる世界の強度は、例えロシアの様な大国でも壊せない。ウクライナとNATO各国が団結したところで防ぎきれない。
    ただ間違いないのは、人々の心の中に本気で平和が何かについて考え、それがどの様な状態であり、自分自身がその渦中にあって、平和を希求している事が、平和に不可欠な要素であるという事だ。我々は無関心でいてはならない。

    0
    2026年02月22日

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