市川力の作品一覧
「市川力」の「英語を子どもに教えるな」「科学が教える、子育て成功への道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「市川力」の「英語を子どもに教えるな」「科学が教える、子育て成功への道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
子育てをするようになり、何が子どもにとって好いことで何が悪影響を与えるのかというのも気になるようになったが、自分の幼少時代とは全く異なるこの先の世界において、この子が迷ったり辛い思いをしたりすることが少しでも無くなるようにするには、どのように子供と向き合っていけばいいのだろうか、と考えるようになった。
そんな中で出会った本書。著者は「深く考え、自ら創造し、行動する人になるために必要なスキル」として、Content(読み書き計算)、Collaboration(仲間とアイデアを出し合う)、Communication(発見をまとめる)、Critical Thinking(冷静な見極め)、Creativity(新しいアイデアの創造)、Confidence(困難を乗り切る自信)の6Csが必要になると主張している。
この中で、従来の学校教育で評価されるのはContentのみ。この先、頭にどんなに事実を詰め込んでも、ウェブ上で検索すれば簡単に答えに辿り着けるため、成功には結びつかない。大事なのは大量の情報を仕分けし、優先順位をつけ、活用していくことである、と。そのために必要なのが6Csである、という論。
1章から4章までは「成功」の定義や現在の学校教育の迷走、子どもの潜在能力等についての話。5章から10章までは6Csが一つずつ扱われている。ここでは各Cの熟達の程度が4段階にレベル分けされており、今、自分や自分の子どもがどのレベルにあるのかをチェックできるようになっている。11章はまとめ。
6Csの詳しい説明は省くが、面白いのは子どもの成功への道が、大人にとっても成功する道であり、この6Csは大人が成長していくためにも子どもと同じように適用することができる、という点。例えばCritical Thinkingは、「見かけをそのまま信じる(Level1)⇒私の考えを絶対に正しいと信じる(Level2)⇒どんな意見も正解である(Level3)⇒根拠づけて上手に疑う(Level4)と発展していき、これは大人の情報処理能力にも当然通じる。
著者は6Csを「何度も同じプロセスを経て洗練され」、「あるスキルがほかのスキルの成長を助け」、「お互いに関わり合いながら発達し」、「学ぶことで常に伸ばし続けることができ」、「教師や親ではなく学習者に焦点が置かれた」、「学校外の様々な文脈で活用できる」スキルとしている。この点で、生涯学習であると言える。
子供がどんな環境に置かれても成功できるようにしてあげるのは素晴らしいじゃないか、その学びのプロセスに関わることで自分たち大人もせいちょうできるなんてさらに素晴らしいじゃないか、ということを著者は言いたいのだろう。
障害をかけて学ぶこと。学校教育とはまた別に、人とかかわり続けるためにスキルを磨くこと。
そういう点で、「子育て」をしていない人にとっても学びの多い本である。
Posted by ブクログ
こ、これは… 子どもに早い時期から英語を学ばせようという親御さん、そして現地で子育てをする駐在員必読です。
市川さんの説く内容は、理屈じゃなく、ご自身が実際にアメリカで日本人のお子さん向けの塾を開き、1000人以上のお子さんの「実例」を見てきたことがベースにあるだけに説得力があります。
帯には「早期教育は、英語も母語もダメにする」とありますが、「必ず」ダメにするということではなく、「安易に行うと」ダメにする、という意味です。内容的には。
では、ダメにしないためにはどういう意識・行動(親の接し方、言語環境の与え方)が必要か?についても説かれており、私自身子どもの英語教育についてはまさに悩みどころなだけに、大いに考えさせられました。
そういう意味で、書名も正確に言えば、『英語を子どもに「安易に」教えるな』となります。
ごく一言で言えば、学校任せ、環境任せにすると「必ず」失敗します。親の関わり方がとても大切です、そして、それはとてもシンドいことを親も覚悟しなければなりません、ということになるかと思います。