矢野勲の作品一覧
「矢野勲」の「日本の海から魚が消える 温暖化、IUUの問題から陸上養殖の挑戦まで」「エビはすごい カニもすごい 体のしくみ、行動から食文化まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
2026年9月に発行された新しい本です。
今、日本の漁獲量は1960年代のピークの頃と比較すると、数分の一となり激減しているそうです。
原因は、乱獲や密漁、地球温暖化による海水温の変化とpHの変化、沿岸開発による干潟の消失です。
地球温暖化と沿岸開発はすぐには対応できないですが、乱獲や密漁対策は一刻も早く対応して欲しいです。具体的には漁船にGPSの搭載を義務付けることによる違法な操業の取り締まりや、科学的な調査に基づく漁獲量の設定や、禁漁期間の設定などです。
かつて、ハタハタ量を数年間禁漁にしたことがあって、そのあと少しハタハタの量が回復したという事例があるそうです。
美味しいお魚がいつまでも食べられるといいなと思いました。
Posted by ブクログ
日本の海から魚が消えていくという現実に、改めて危機感を覚えました。
今後は、陸上養殖がますます本格化していくのではないかと感じています。
特に印象に残ったのは、二酸化炭素の増加が海洋環境を変化させ、魚だけでなく、あらゆる生物に影響を及ぼしているという点です。環境問題が決して遠い話ではないことを、改めて考えさせられました。
一方、後半は著者自身の研究内容に関する記述が中心となり、やや専門的で研究者向けの印象を受けました。この部分については、興味のある方とそうでない方で評価が分かれるかもしれません。私自身は参考程度に読み進めました。
そして何より、日本の水産資源の保全や持続可能な漁業への取り組みについて、考えさせられる一冊でした。
海外の先進的な取り組みと比較すると、日本はまだまだ遅れているのではないでしょうか。独自の仕組みや従来の慣習にとらわれ、いわゆる「ガラパゴス化」しているようにも感じます。
豊かな海に囲まれた日本だからこそ、これまでの常識を見直し、将来の世代に水産資源を残すための取り組みを、もっと真剣に進める必要があると思いました。
日本の海の未来について、改めて考えるきっかけとなる一冊でした。